暁 〜小説投稿サイト〜
トライアングラー+α
四話
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リングに上がってたけどな…)








「へぇ…アルトの奴あんな突っ張ってても弱いんだ。」

「いや…俺が強過ぎんのかな…フッ…」

余裕のスルー

「いや!スルーすんなよ!」

思わず突っ込んでしまった。

「てかよ…普通にこんなところ居ていいのかよ銀河の妖精様が。」

「いいのよ、リハまでに戻ればいいし…逆に、リハまでは暇だから…」

マネージャーも随分放任だな…

「それより…」

バリーは、周りをキョロキョロしだした。

「なによ。」

「お前って本当に有名なんだな…俺あんましテレビとか見ないけど、一瞬でわかるぐらいだし…」

「それ、アルトにも言われたわ…フロンティアの人間はメディアに疎いのかしら?」

シェリルなりに皮肉を込めて言ったつもりだろうが、当のバリーは意にも介していない。ホットドックに下鼓を打っている。

「まったく…アタシのすごさがわからないようね…じゃあコレ。」

そういうと、紙切れを一枚出してきた。

「これ…今度のライブか?」

「ええ…こないだのリベンジライブよ!」

前回のライブでは、バジュラの襲撃によって、じゃまされた。

「ほう…仕方ないな…非番だし行ってやるよ。」

「当然じゃない!それに…アルトとランカちゃんも呼んであるしね…」

喜びと、何故か寂しそうな表情…そのときはなんにも気にかけていなかった。








SMSロビー


「バリー。ちょっといいか?」


「なんすか旦那」

珍しくオズマが周りを気にする様子を見せ、コソコソ話し始めた。

「お前…たしか教員志望だよな…教育実習とか行くのか?」

「そういえば…そろそろ受け入れ先の学校決めねーと…」

「美星学園はどうだ?」

「あそこはアルトとかいるし気まずい…」

そこでオズマがバリーの口を押さえた。

「今度ランカがな‥そこに転校することになったんだ…その…お前に監視兼で、美星学園に長期の教育実習生として、潜入してほしいんだが…」

「俺がっすか?」

「アルトやミシェルじゃ信頼できん!」

呆れたようにため息をついたバリーに、オズマは隊長とは思えない平身低頭で、頼んでいる。

「わかりました…旦那にそこまで言われたらやるしかないっすね…」









「フロンティア大学からきました!バリー小島です!主にパイロットコースの体育を担当します!よろしくお願いします!」

数日後、すでに教壇に立っているバリーがいた。


「バリーさん!?」

「なんでここに…」


動揺を隠しきれないミシェルとアルト…単に知っている人が来て良かった
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