第八話「イレギュラーハンター/IRREGULAR HUNTER」
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の!?」
『ごめん……僕にもどうすることはできないよ。ライト博士にはもうその知らせが付いているころだろうし……でも、僕はタケルと戦えたことを誇りに感じているよ?』
「モデルX……」
『とりあえず今日は遅いからもう帰ろう?何とかなるよ……』
「うん……」
僕らはそれぞれの不安を抱きながら家へと帰った……
*
予期を同じくして、アースラの分析室にはロックマンとなったタケルとなのはのこれまでの戦いが映像となって記録されていた。
「凄い!初心者としては信じられないほどの経験値の上昇力、魔同士ではあの白い服の子、初めてなのにあれ程凄い才能なんて……でも一番気になるのはあの青いロックマンの子よね?まるで伝説通りだわ!」
映像を見ているのはエイミィと、彼女の隣に居るクロノであった。
「伝説?」
と、クロノは首をかしげる。すると、エイミィはつまらなそうな顔を向けてその伝説とやらを説明した。
「知らないの?イレギュラーハンター達の間では神話とされた「ROCKMAN」の伝説」
「ロックマン……?ロックマンってライブメタルの称号だろ?」
「ううん?本来はオリジナルのロックマンが居たの。絶え間ない進化と無限の可能性を秘めた最強の戦士。彼は幾千の戦いを越え、傷つきそして倒れた。後に彼をベースに現在、ライブメタルという金属物質が作られたのよ?ライブメタルの数は全部て六つ…いいえ、七つだったかしら?ううん……八つかも?」
「そんなにあるの?」
「シグナス司令の世界では今のところ六つのライブメタルが存在しているけど、あと二つ……幻のライブメタルがあるんだって?そんなライブメタル達の中で特にモデルX、あのライブメタルはかの有名はオリジナルロックマンをベースに開発されたのよ?」
「へぇ?結構詳しいね……」
「興味があるの、さっきバッファリオさんと仲良くなれたからもっと興味がわいたわ?」
「……」
クロノは黙りながらロックマンの戦闘シーンを見つめた。
「あら、ロックマンの話?」
すると、そこへリンディが歩み寄って彼女もその映像を目にした。
「モデルXと、モデルZ……数千年前に世界を救った二人の英雄のベースとなったライブメタル……」
「え、提督の御存じなんですか!?」
エイミィは興味深い顔で彼女に尋ねた。
「ええ、一様ね?シグナス司令と仲良くなったから益々興味がわいて……」
(提督もエイミィと同じ共通点があるな……)
クロノは隣でそう感じた。リンディはそんなクロノとエイミィに自分が知るロックマンの歴史を語った。
「……その昔、極めて人間に近い高度な機械生命体「レプリロイド」が生まれたの。彼らは限りなく生命体に近感情を持ち、人間と共に共存の道を歩む最高のパートナーとなるはずだった。でも、双方の歯車は次第に軋み始めた。人間に近い感情があるがゆえ
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