第八話「イレギュラーハンター/IRREGULAR HUNTER」
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クロノに連れられてエレベーターに乗り、そしてある階へ招かれると、クロノは振り返って。二人に、
「いつまでもその姿だと窮屈だろ?バリアジャケットとデバイスは解除していいよ?そちらのロックマンも、変身を解除しても構わないよ」
と、笑みでそう言うので、僕らは変身を解いた。元に戻った僕達を見たクロノは次にフェレットのユーノへ顔を向ける。
「それと、君も元の姿に戻ってもいいんじゃないか?」
そうクロノが言うと、
「ああ、そうでしたね?」
ユーノは光に包まれ、その姿はフェレットアから一人の少年へと姿を変えたのだ。
「ふぅ、なのはとタケルにこの姿を見せるのは初めてかな?」
そう言ってユーノは僕らを見た。そして、なのはは顔を真っ赤にして悲鳴を上げた。今、彼女の考えていることは、フェレットだったユーノと暮らした日常生活。彼の目の前で着替えたり、連れて女湯に入ったり……他にもまだまだある。ちなみに僕も彼女と同じことを考えていた。でも、僕の方は妄想ってやつかな……?少し羨ましい……
「じゃあ、今から艦長に会わせますので……」
クロノに艦長室へと招かれ、僕らは気を引き締めた。しかし、そこには行ってみれば、
「へ……?」
左右には無数の盆栽が飾られた日本の和室で会ったのだ。そんな部屋に一人の若い女性が僕らを迎えた。彼女は管理局の提督リンディ・ハラオウらしい。
「ようこそ、さ?寛いで?」
「は、はい……」
偉く親しく話す彼女に僕らは苦笑いしながら腰を下ろし、お茶と茶菓子も頂いた。
「……あの、ロストロギアって何ですか?」
会話の中、なのはが提督へ尋ねる。
「ああ、遺失世界の遺産……といってもわからないかしらね?えっと……」
提督はもっと簡単に説明し直す。
「本来異事件の中には幾つもの世界があるの。それぞれに生まれて育っていく世界、その世界に稀に進化しすぎる世界があるの、進化した世界が、自らの技術で自分たちの世界を滅ぼしてしまって、そのあと残され、失われた世界の遺産。それらを総称して「ロストロギア」と呼ぶの。使用によっては次元さえも破壊してしまうかもしれない恐ろしい技術。それらは絶対的にしかるべき場所へ保管されなくてはいけないもの。特に君たちの世界に存在するロストロギア、ジュエルシードは次元干渉型のエネルギーの照合体。いくつかの方法で、特定の数で起動すれば、空間内に次元震という大きな影響を及ぼしかねない危険物なの」
「君と、あの黒衣の魔導士がぶつかったとき起こった振動と爆発、あれが次元震だよ」
「……!?」
クロノはそうなのはへ言うと、彼女はあのとき、レイジングハートとバルディッシュがジュエルシードを挟んで接触したあの場面を思い出した。
「ジュエルシード一個だけでも、複数集まった威力の何万分の一にすぎない。それが特定数集まってしまえ
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