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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第八話「イレギュラーハンター/IRREGULAR HUNTER」
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る彼女の体を抱きとめ、野獣と化したアルフへ跨る。しかし、
「動くな!」
ゼロたちはクロノとハンター二人に武装を向けられ包囲されてしまうが、
「やめてください!」
ハンター達の前に僕となのはが駆け出て、両手を広げた。
「坊やたち、悪いがどいてくれねぇか?」
「そうです、抵抗する者は強制確保をしなくてはなりません。危ないから退きなさい?」
「でも、聞いてください!」
なのははハンター達と、上空のクロノにそう叫んだ。クロノも盾になるなのはを目に驚く。
しかし、そんなクロノのもとへもVAVAのキャノンが何発も飛ぶ。
「……!?」
魔法とは違い物理的強大な攻撃を食らい、少し後退る。
「これがA級ハンターの実力か……!」
クロノは軽く評価していた物理的攻撃だが、VAVAの攻撃は下手すると、魔力よりも上回る恐れがあった。
「フンッ……こんなガキが時空管理局とは随分イレギュラー様も舐められたものだ」
そう言ってVAVAはゼロたちへ振り向く、
「その獣と小娘を連れてとっとと失せろ!」
VAVAは転送し、姿を消した。ゼロ君もアルフと共にフェイトを乗せて姿を消す。残ったのはなのはと僕、そして時空管理局の少年と二人のハンター。
「ほう……あの適合者の少年、中々の腕前に見える」
アースラにてその状況の一部始終を見ていたシグナスは派遣した二人の部下へ通信を取る。
「ホーネック、バッファリオ、そちらにいる適合者の少年と話がしたい。その子を連れてきてもらえないか?」
その通信を無線越しに聞き、ホーネンはタケルを見た。
「え、このチビをですか?」
その後、時空管理局提督のリンディもなのはとコンタクトをとるべく、適合者と魔導士の二人をアースラへと招いた。
「ねぇ?モデルX、時空管理局とイレギュラーハンターってなに?」
船内を移動中、タケルはモデルZに尋ねた。
『時空管理局は、数々の異世界へ時空をつたって行き来し、管理防衛する機構組織だ。そしてイレギュラーハンターは僕が住んでいた世界に存在する警察組織さ。そしてこの二つの組織は前々から深い交流があり、管理局はイレギュラーハンター達の戦闘能力を高く評価して今では同盟を結び、幾多の任務で共同を張っている』
「そんなにすごいんだ……」
僕が考えるに、時空で繋がる数々の異世界は大海原にぽつぽつと浮かぶ島々のようなもので、海を越えて他国と交流を深め、そして同盟を結ぶ。そう例えればいいのだろうか?
『とくに、このアースラは管理局の旗艦でもあり、艦長を管理局の提督が、戦闘指揮者にハンターの司令長官が乗りこんでいる。僕らは今、とんでもない船に乗せられたということだ……』
「じゃ、じゃあ……僕となのはが呼び出された理由って?」
『……おそらく、その二人に招待されたんだろうね?』
「き、緊張してきた……
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