第十四話 中堅戦!シグ対マリシ
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を放った。
そして不完全に自身の拳を跳ね返したがシグの眼は見逃さなかった。
盾にわずかな亀裂が走っていたことに・・・
だが次の攻撃から何の障害も無く攻撃を跳ね返されてしまうようになり盾自身にダメージを与えられない。
だからシグは一か八か相手の固定概念を利用し蹴りで盾の亀裂を広げた。
最後の仕上げに自身の技を繰り出すと、予想通り盾は技を跳ね返す圧力に耐え切れずに崩れてしまったのだ。
「あ・・・ああ!」
盾を失い戦意喪失するマリシ。
「やはりな・・・貴様自身の技など持っていないようだな・・・相手の技を跳ね返すだけでな・・・今度こそその身に受けるがいい!我が最大の拳を!」
小宇宙を爆発させその拳を放つシグ。
「ドラゴン!ブレーヴェストブリザァァァドッ!!!」
「うああああああああああ!!」
シグの最大の拳をまともに受けたマリシは耐え切れず消滅してしまった。
その事に誰もがシグの勝利を確信した。
「さぁ!上がってこい!残りも私が片付けてやる!」
シグがカグツチを誘い出そうとするが、突然誓いの旗にその身を包まれた。
「・・・もう限界よ」
澪だった。疾風の身体から引っぺがした誓いの旗をくるませた理由。
それは・・・
「なに?・・・ぐ!」
ダメージが限界を超えたからだった。そのまま倒れ込むシグ。
カウンターの様に何度も虚を突いた自身の攻撃を受け続けた。
それは2倍の破壊力で己に跳ね返ってきた。
強靭な気力で持ちこたえたシグだが勝利と同時に限界を超え倒れてしまった。
もはや残されたのは黄金のJr.『最強の遺伝子』である大河のみ・・・
そして
「・・・虎」
会場から大河を見つめる優しき龍の姿が・・・
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