暁 〜小説投稿サイト〜
とある英雄の学園生活
第7話 再会
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

 「ああ」
 
 「生年月日を」
 
 「平成●●年12月21日」
 
 「平成?」
 
 「出身国はどこですか」

 「日本だが」

 「日本?」

 「この世界にはないけどね」

 「平成、日本でこの世界にはない……ふざけているのですか」
 
 バッキ!
 紙に俺の回答を記入していた羽ペンが折れた。
 セシリアさんは怒ってますね。
 
 「いやふざけてないが」
 
 俺は本気で答えているのだが。

 「姫を助けていただいたご恩があるので、手荒なまねはしたくありません。ですので本当の事を言っていただけないでしょうか」

 「いやだから……」

 コンコン

 「お茶をお持ちしました」

 お茶を持ってきた女性は年齢は30代後半かな、肩まであるブラウン色の髪。胸が大きく腰周りもクビレがありお尻も大きくもなく小さくもなくでなかなかのスタイルだ。なにより目元がセシリアさんに似ていて美人だ。
 セシリアさんと同じ白の軍服を着ているが2点だけちがうところがあった。
 1つは軍服の衿元の階級章が少将なのと 
 2つめは白いマントを着用している。
お茶を持ってきた女性を見て呆然としていたセシリアさんだったが、俺と目が合い正気に戻った。

 「閣下何をなさっているんですか」

 「お茶を持ってくるように言われたので」

 「だからなぜ閣下が持ってこられるんですか」

 「セシリアちゃんこわい……」
 
 少将さんは部屋の隅にいた騎士の人の後ろに隠れた。 
 なんだこのコントみたいな会話。
 
 「とにかく閣下申し訳ございませんが今は取り込み中ですので……」
 
 少将閣下さんが俺を見ている。
 ……美人に見つめられるとなんだか照れるな。

 「あの〜俺の顔に何かついていますか」

 「うっ・・・うう」
 
 え……少将閣下さんが涙し流し始めたよ。
 
 「閣下どうかいたしましたか」
 
 「ううっ・・・・・」

 「あなた、閣下に何をしたの」

 目が合っただけですが。
 泣いている少将閣下にハンカチで涙を拭くセシリアさん。
 年の離れた姉妹に見える。

 (キラ・・・・・・気づいてないの?)

 (なにが?)

 (キラ様本当に気ずいていらっしゃらないのですか?)
 
 (2人も言いたいことがあるなら言ってくれ。)
 
 (だからあんたはいつまでもDTなのよ)
 
 (それ関係ないだろ!)
 
 (DTはともかく私も、イフリートも気づいてますよ)

  だったら教えてくれよ
 
 (自分で思い出してください)

 
 「あの〜どこかで
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ