番外 NARUTO編 その2
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ヤタノカガミを装備し、纏うように顕現させる。
桜守姫を通してみればなるほど、あの二人すら木分身のようだ。
襲ってくる二人のマダラをシルバーアーム・ザ・リッパーを宿した十拳剣で横薙ぎ一閃。スサノオの守りは紙切れのように突き破り木偶へと返す。
また背後から今度は三人、グニャリと木が生えるように地面から現れる。
あれも全て木分身…しかし戦闘能力は本体と同等…本体を見つけなければ勝ち目は無い。
分身なんて相手にしてられないと視線を巡らせながらマダラ三体からクロックマスターを使い過程を省いて距離を取りながら戦うと、先ほど潰した樹界降誕の残骸に同化するように本体を見つけた。
「ほう、本体を見破るとは、良い目を持っているな…奪っておくか?」
物騒な事を言ってくれる。
本体に向かって一直線にクロックマスターで過程を飛ばして距離を詰めようとした所でマダラに先手を打たれてしまった。
「木遁・花樹界降臨」
俺が破壊した樹界降誕を苗床に利用するかのように新たな巨木が乱立し、津波のように襲い掛かってくる。
またこれかっ!
「紋章発動っ!」
一瞬、紋章を発動し、輝力を少量練りこんでその全てを十拳剣の刀身に集める。
「この一撃にて草を薙ぐ」
次の行動を表す言葉で自ら次の攻撃の威力を上げると、横一文字に薙ぎ払い、巨木を切り刻んだ。
しかし、身に迫る巨木をどうにかするだけではこの術は駄目だったのだ。
三方向からスサノオを身に纏った木分身のマダラが襲い掛かる。
タケミカヅチが十拳剣を振るって二体を葬り去り、三人目はヤタノカガミで受け流したが、そこで俺はグラリと意識が揺さぶられ、膝を着く。
「これ…は?」
すでに花粉は広範囲に広がり、睡眠、麻痺の効果をもつ花粉を吸い込んだ俺は内側から侵食されていた。
まずい…いし…き…が…
ドサリ、とアオは地面に倒れこみ、維持する気力が無くなった為にタケミカヅチは消失してしまった。
「なかなかてこずらせたが、これで終いだな…む?」
俺はオーラで体内を活性化、すぐに活性された肉体は体内に入った毒素を分解すると同時に桜守姫から普通の万華鏡へと戻し、再びスサノオを顕現させると、二枚のヤタノカガミを前面に押し出して防御を固めた。
「そんなにスサノオが好きか…ならば本当のスサノオで貴様に絶望を与えてやろう」
本当の…だと?
みるみるマダラのスサノオが巨大化して行き、布を被った修験者のような姿が現れる。
くそっ!まさか完成体かっ!…まだ体は動かないっ…このまま受けるしかないのかっ!?
「まだだ…」
マダラがそう呟くと、揺れていたチャクラが安定し、天狗のようないでたちの巨人が現れる。
身体は…
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