魔法先生ネギま!
0462話
[4/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、悪魔が住む場所もどこか他の星に異界として存在してるんじゃないだろうな。
そんな俺の表情を見て何を考えているのか大体予想したのだろう。フェイトが微かな……ほんの微かな笑みを浮かべて首を振る。
「安心していいよ。異界があるのは金星だけだから、他の惑星で魔力を集める分には問題無い筈だ」
「……そうか。助かる。もし全ての星から魔力を集めるのが駄目だとなると手の打ちようが無かったからな」
そう安堵の息を吐くが……
「まぁ、僕が知らないだけで何らかの異界がある可能性は否定しきれないけどね」
いらない突っ込みを受けるのだった。
「……まぁ、取りあえず非常電源的な扱いではあるがこのSEED世界からでも魔力を集められるというのは判明したんだ。今回の目的は果たしたと思っていいんじゃないか?」
「うん、ちょっと残念な結果だったけど確かにそうかも」
ネギとしては他の惑星まで行かなくても、このSEED世界やホワイトスターで十分な魔力を回収出来るというのがベストだったのだろう。
「ねぇ、この世界でもホワイトスターでも駄目だったんならギアスの世界って言ったっけ? あそこは駄目なの?」
意外に鋭い神楽坂の言葉に小さく首を振る。
「あそこはやめておいた方がいいな。危険度が段違いだ」
その言葉に、俺の記憶を追体験していなかった長瀬、長谷川、フェイトの3人とカモ1匹が説明を求めるような視線を向けてくる。
「そうだな、簡単に言えばそのギアスの世界というのは外国に占領されてるんだ。しかもちょっと前に日本人が大規模なテロを行った為に矯正エリアというランクに格下げになって日本人に対する風当たりが異様に強い。……と言うか、占領した国以外の人物にはというのが正しいか」
「うわ、マジか。さすが平行世界。そういうパターンもありな訳だ」
うんざりしたといった様子で長谷川が呟く。
「だろうな。お前達自身は自覚がないんだろうが、お前達の世界、ネギま世界は俺が見てきた中では屈指の平和さを誇る世界だよ」
何しろ俺の元々の世界はインスペクターに占領されるは、アインストに感染したベーオウルフのキョウスケが暴れまくっていたし、そこから脱出したOGsの世界ではここも同じくアインストやらその他諸々が暗躍。ギアスの世界は既に日本はエリア11にされており、SEEDの世界では戦争真っ直中に転移した。
……こうして見ると、麻帆良って本当に平和なんだな。
「へぇ、色々と物騒なんでござるな」
長瀬の言葉に思わず苦笑を浮かべて全員でヘリに乗り込む。
「そうだな、このまま帰るのもなんだしちょっとオーブに寄っていくか? あそこは基本的に日系人が多いから、日本と似たような感覚でいい筈だし」
「うお、マジか。異世界の街
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ