魔法先生ネギま!
0462話
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がて微かに眉を顰める。
「どうした?」
「うーん……確かにホワイトスターよりは魔力の量も質も上なんだけど、それでも麻帆良で実験した時と比べると数段階くらい下なんだよね」
ネギの言葉に、その理由を考える。
魔力の量や質が低い。それが恐らくこのネギま世界以外で魔法を使う時に大量に魔力を消費する理由なのだろう。そうなると……待て。低い? いや、ホワイトスターやSEED世界の魔力が低いんじゃなくて、ネギま世界の魔力が高いんじゃないのか?
ふと思いついたその内容を皆に……と言うか、ネギとフェイトへと話してみる。
バカレンジャー2人は話の内容が分かっていないらしく右の耳から左の耳に通り抜けて行ってるし、長谷川は頭が悪い訳じゃないが、あくまでも常識的な範囲でだしな。
「なるほど、その可能性はあるかも。僕達の世界が魔力に満ちているんだとすると……」
「うーん、でもそうなると他の世界から魔力を集めて魔法世界を維持するというのは難しいんじゃないかい?」
ネギが頷き、フェイトが難しい顔でそう尋ねてくる。
「いや、そうでもない。ネギまの世界が魔力で満ちていると言うのなら基本的には他の星から魔力を持ってきて、ホワイトスターやSEED世界の魔力に関してはどうしようもなくなった時の緊急時用と考えればいい」
「つまり予備電源みたいな扱いって事か」
長谷川がポツリと呟く。
「そうだな、その考えでいいと思う。それにしても1度はネギま世界の他の惑星で魔力を吸収出来るかどうか試してみないといけないが。もし他の惑星でも碌に魔力を回収出来ないようならまた別の手段を考えないといけないしな」
「あぁ、そうそう。その件だけど、金星はやめておいた方がいい」
「ん? そう言えば以前もそんな話をしていたな。何でだ?」
「……そうだね、君達にもこの事に関しては言っておいた方がいいか。魔族を知ってるよね」
尋ねるように聞いて来たフェイトに、神楽坂が真っ先に反応する。
「当然でしょ! そもそもあんたが麻帆良に送り込んだんじゃない。あのエロ悪魔!」
そう言えばヘルマンの趣味か何なのか、あの時は妙に色っぽい下着に着替えさせられていたな。
そんな風に2人のやり取りを見守っていると、フェイトが小さく首を振る。
「ちょっと違うね。ヘルマン伯爵は悪魔。悪魔と魔族は似て非なる者、違う存在なんだよ。で、その魔族達の住んでいる魔界が金星に存在する訳だ」
「……ちょっと待て。つまりそれは火星に対して魔法世界があったように、金星に対して魔界があるという認識でいいのか?」
「そうだね。概ねその方向性で間違ってないよ」
まさか金星に魔界があるとか……いや、魔族がいるとなるとそれも不思議じゃないのか? それで悪魔と魔族が違う存在なら
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