魔法先生ネギま!
0462話
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ではこれからはアクセル殿と呼ばせてもらうでござる」
ニンニン、といつものように笑いつつそう言ってくる長瀬。
「それにしても、こうして見るとオーブという国はかなり小さいらしいね」
ヘリの窓からフェイトがオーブの全貌を見渡しながら呟く。
「エザリアとかいう人から聞いた話では、地球の殆どの国やコーディネーターとかいう集団を敵に回して、この世界で起こった戦争で戦勝国になったって聞いたんだけど……」
そう言いながら、チラリとヘリを操縦している俺の方へと視線を向けてくるフェイト。
「もしかして君達の力かな?」
「ちょっと、それ本当!? この世界ってそんなに物騒なの!?」
「神楽坂、落ち着け。戦争はもう終わってるからそんなに物騒じゃないさ。フェイトに関して言えば大体その通りだとは言っておく。ただ、元々このオーブという国は高い技術力を持ってた国でな。地球連合軍、大雑把にだがお前達にも分かりやすく言うのならアメリカ、中国、ヨーロッパが作ったストライクダガーという機体――ブルーマーズ計画で使う予定のあれだな――よりも高性能の機体を作りあげる程度には技術レベルが高い国だ」
まぁ、連合軍に依頼されたガンダムをベースにしたからこそだったりするんだが。
と言うか……
「神楽坂、ホワイトスターでも言ったが俺の記憶を追体験してるのに何で今更驚いてるんだ。俺の記憶でオーブに所属して戦争をしてただろ?」
「え? あ、そう言えばそうだったわね。こうしてリアルに見るとどうしても……」
そんな風に会話をしつつもヘリを飛ばして約30分。セイラン家所有の無人島の1つへと到着する。あぁ、無人島は無人島でも魔法球に取り込んだ島じゃない。別荘の類も何も無い、本当の意味での無人島だ。
……セイラン家が所有していたので結果的に俺の物になったんだが、何の為にこんな島を所有してたんだろうな? まぁ、自然はたっぷりあり……と言うか、自然しかないというのが正しいから魔力を集めるのには向いてるんだろうが。
「この島なら魔力を集めるのを誰かに見られるという事もないだろう。俺の島だし何があっても問題無い」
「えっ!? アクセル君の島なの、ここ!」
「例のセイラン家が所有していた島だからな。結果的に俺に譲渡された訳だ。それより驚くのはいいからパンドラの箱を試してみろ」
「あ、うん」
ネギが頷き、草むらの地面へとパンドラの箱を置く。すると次の瞬間、ホワイトスターで見た時に比べてかなり眩い光がパンドラの箱から放たれる。
「ホワイトスターの時は30秒くらい経ってから光ったんだがな」
「そうだね。多分、魔力量の差じゃないかな。ホワイトスターはあくまでも人工物であるのに対して、ここは地球だから」
ネギがそう言葉を返しつつも、や
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