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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第192話】
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つまり、必要悪というやつだ。
……まあ、これで皆がやるかどうかは半分半分って所かな――。
「……し、仕方がありませんわね。 ここでイギリス代表候補生、セシリア・オルコットの優雅で華麗な身体能力……ヒルトさんに改めて再認識させるのも必要な事ですものね」
真っ先に言ったのはセシリアだった。
結ったポニーテールを揺らし、いつもの様にモデル立ちをすると相変わらず様になる姿だった。
「し、仕方がないわね。 中国雑技団にも入れる中国代表候補生の力、あんたに見せてあげるわよ!」
意外や意外、まさかの鈴音の参戦――鈴音だけは断るかと思ったのだが。
「や、やっぱり僕も参加しようかな? そ、そんなに得意って訳じゃないけど……ひ、ヒルトが可愛いって言うなら……」
鈴音に引き続き、シャルも参戦――もじもじしながら言うその姿に、店内から可愛いーって声が聞こえてきた。
「……本来、軍人である私がこのような素人が参加するイベントに参加するのもナンセンスなのだが。 ……時には、一般の人にも見せつけねばならないからな」
……等と、俺には参加理由がわからないがとりあえず参加表明したラウラ。
「……私はパスかな? ペアで参加って言ってるし、一人余っちゃうもんね?」
「そうだな、美冬は俺と一緒に皆の応援するか」
「うん。 だから皆、頑張ってね?」
美冬がそう笑顔で伝えると、こくんっと頷く四人の代表候補生。
「では、エントリーしに行きましょうか? ……ペア決めは向こうに着いてから決めましょう」
「賛成〜。 誰と組んでも、アタシと組めば優勝間違いなしだしね♪」
「ふふっ、僕もいるからわからないよ?」
「私もだ。 ……皆、ベストを尽くすぞ」
そう言って四人は席を立ち、フロントにエントリーしに向かった。
「……お兄ちゃん、結構策士だね?」
「……ん、でも皆の活躍する姿を見たいのは本当だぞ? 普段の授業は皆セーブしてるからか、本気は見られないからな」
「ふふっ、それは私もだね〜。 ……じゃあ、皆の分を精算していこっか?」
「だな。 ……精算は俺が行うから美冬は待ってろよ?」
「了解〜」
そう言って喫茶店を後にした美冬。
俺は自分の分を含めた飲み物代の精算を終えると、喫茶店の外で待っていた美冬と合流し、イベント会場へと向かった……。
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