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ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百二十二話:プロポーズへの答え方
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て連れてきたんだべ?その子はおねえちゃんと一緒さいれて、おらたちはもうビクビクしねくて良くて。全部、おねえちゃんのおかげだ!おねえちゃん、ありがとう!」
モモはちゃんとわかってたから少し違うけど、でも大体合ってる。
……なんにも、説明しなくても。
こんなに、わかってくれる子もいるんだ。
自然に笑顔になって、目の前の少年を抱き締めます。
少年が驚いたように
身動
(
みじろ
)
いで、耳が赤くなってるようですが。
「お、おねえちゃん!?」
嫌がるようならやめようと思ったけど、この分なら大丈夫だろう。
「……ありがとう。……私、この村に来て。あなたたちに会えて、良かった」
胸の高さにある少年の頭を抱き締めながら、囁きかけます。
囁きかけた耳はさらに真っ赤になってますが、一方的に私が抱き締めてた少年の腕がおずおずと腰に回されたので、受け入れてはもらえてるようです。
「ん……んだか!……お、おらも!おらも、おねえちゃんさ会えて、よかった!」
「そっか。良かった」
そのままだと顔が見えないので、抱き締めてた腕を離して、腰にしがみつくような形になってた少年の肩を掴んで静かに引き離し、目を合わせて微笑みます。
真っ赤な顔で惚けたように見つめ返してくれてた少年が、不意に真剣な顔になります。
「……おねえちゃん!」
「なに?」
「……おら、絶対立派な男になるだから!だから、おらが大人になったら!おらと結婚して、おらのお嫁さんに、なってください!!」
……なんと。
プロポーズをされてしまいました。
アランさんと、一応カウントに入れればカールさんに続いて、三人目の。
真っ赤な顔で、でもまっすぐな瞳で真剣で、かなり微笑ましいし嬉しいんだが。
だがしかし、これは。
……将来有望には違いないんだが、さすがにちょっと歳が離れすぎだなあ。
惜しいなあ、歳が合えばなあ。
かなり真剣に検討したのに。
結婚はまあ無理として、答え方としては二択になりますけれども。
子供に夢を見させる意味で、軽い感じで約束してしまうのと、真剣に受け止めてお断りするのと。
子供自身がすぐ忘れちゃうような話なら前者でいいけど、真に受けちゃうような子だと、かえって傷付けるのが前者だよね。
私が見込んだイケメン予備軍たるこの子であれば、正しい対応は後者だろう。
好意自体は喜んで受け止めつつも、現実を見据えて真面目にお断りする方向で。
結論が出たところで、改めて少年に微笑みかけます。
「……ありがとう。嬉しいよ」
「本当だか!?……なら!!」
「でも」
「悪いが、お前が大人になるまでコイツは待ってない。俺がいるからな」
真面目に
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