プロローグ
[2/3]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
りません。
トップ十人に入れば学費、その他もろもろの免除。孤児院で暮らしている私には、これが魅力的でした。
「では、私はこれで失礼します。これからはそういったことにも気を配って武器を選びましょうね?」
「「「はい」」」
では、私はこれにて失礼・・・
「って、マテやゴラ」
・・・駄目ですかね?
「確かに今の話はためになった。そこに礼を言うぜ」
「そうですか。どういたしまして」
「おう。だが、そのこととそいつの件は別だ」
そういって、リーダーっぽい人はいまだに倒れている人――――よく見たら気絶してますね。――――をあごで指します。
「そうですか・・・このまま穏便に済ませたかったんですけど」
「あんたが行動した時点で無理な話だ」
「それもそうです。では、もう少し行動するとしますか?」
怪我人は増やしたくなかったのですが、仕方ないですね。
とりあえず、とうせんぼうしている人を軽く、五メートルほど殴り飛ばします。
「ただし、もう意思を変えるつもりはないですよ?こうすることを選択したのは、あなたたちですから」
「アンタ、まさか・・・ガハッ」
「ちょ、待って、ゴ・・・」
残りの二人も、衝撃を一切外に出さず、体内にとどめる方法でその場に崩れてもらいます。
変に騒がれても困りますし。
「はあ・・・まあ、明日の話題には困りませんね。でも、もうこんな話題は何回かした気もしますし・・・」
今年に入ってからはなかったのですが、去年は多かったんですよね。
話すたんびに、見た目と中身が違いすぎるからね、といわれます。友達にしては酷いでしょう・・・
確かに、多少見た目とは違う自覚はありますよ?
このおっとりしたタレ目とか、身長も低めですし、大人しい子に見えるんでしょうね。
ん?他にですか?特に話すことはないですよ・・・・胸も小さいですし・・・
いいんです。きっとまだ育ちますから。まだ見込みはありますよ。これだけは譲れません。
「さて、早く買出しを終えて帰りますか。・・・おや?」
そう言って荷物を拾い上げたところ、かばんの上に見慣れない手紙が乗っています。
宛名は・・・『朱羽 葵殿へ』。驚くことに、私宛です。
「いまどき手紙とは・・・いえ、その前にいつ置いたのかを問うべきですかね?」
でも、まずは買出しとその他もろもろを終えてからですね。
△▼△▼
さて、やることも終えて自室に戻ってきましたし、例の手紙でも開けるとしますか。
あ、でもその前に着替えないとですね。ちょっと色々ありまして、せっかく着替えた私服がボロボロです・・・仕方ない、制服でも着ておきましょう。
さて、やっと手紙が読めます。ど
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ