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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第37箱 「俺のなりたいもの……。 それは……。」
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ら、≪れ・い・が・い≫はあるぞ!!」
もう、瞬速で!近付いて来た!!
「はっ!!はい!」
劉一は その剣幕と眼力に思わず敬礼をしていた。
「ふむ!そして 下克上を受けて立つのも王の務め・・・ 余計な真似をするでないぞ 善吉!」
そう言って…めだかちゃんは何処かへと。
片手に劉一を引きずりながら。
「……って!め、めだかちゃん??ちょっ!なんで!!」
「先ほど 不知火と仲よさそうにしていたのが不愉快だったんでな! ちょっと付き合え!劉一!!」
ずる・ずる・ずーる♪ずーーる♪
「えええ!何もないよ〜〜!不知火ぃ!!めだかちゃんに何言ったの!?」
劉一は、引きずられながら叫んだ。
めだかちゃんは劉一のほうを見ると。
「何も言ってなどおらん! 教室をのぞいたら貴様が楽しそうに不知火と話していたのが≪多少≫!!気になったのだ!」
ほんとに多少???って聞きたい。
ああ……聞きたい。
でも、めだかちゃんは劉一を“むんずっ!!”っと?みなおすと。
「ひゃああぁぁぁ……!」
そのまま、劉一を引きずっていった。
“バタン………”
扉も閉まってしまったから、劉一の叫びももう善吉には届かなくなっちゃった。。
「まぁ、ドンマイだな……。」
善吉は思わずそう呟いていた。
……簡単に説明すると、めだかちゃんは敵さえも好む。
支持率98%と言えば聞えは良いが その数字は2%の反乱分子を意味している。
実際には選挙に参加してなかったであろう日向や門司先輩とは違い。
選別の結果めだかちゃんを支持しなかった層が確実に存在する。
しかし、めだかちゃんはその全てを受け入れる。
そして、そんな何でもできる幼馴染を……自分は……。
【会議室】
そこでは、鹿屋が集めたメンバーが数名揃っていた。
「鹿屋さーーん!エモノはこれくらいありゃいいですよねえ?」
鹿屋が言っていた有志のメンバーが武器をどっさりと持ってきた。
本当にどっさりとあるが、鹿屋の表情はうかれない。
「………いや この倍は欲しいな それともっと長ェの沢山そろえとけ!」
釘バットやら鉄パイプやらを確認しながらそう言う。
「警戒しすぎじゃないスか?いくら化物じみてるっても相手は女でしょ?」
メンバーの1人は 笑いながらそう言うけれど。
鹿屋はめだかちゃんにコテンパンにされた事があるゆえに。
「馬鹿野郎ッ!化物じみてんじゃねえ!化物なんだよ!
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