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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第37箱 「俺のなりたいもの……。 それは……。」
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、劉一のこと……だろうな。……随分抜けてると言うか……馬鹿だな。劉一は俺よかよっぽどつえーのに。でもまぁ、アイツはこんな話しにゃ100パーのらないだろうが… それに 何よりも根性なしだしな。 なんにしても……。」
そう呟くと、善吉は頭を抱え。
「はあーあ!めんどくせーことになってんなあ!」
今後起こる事を想像するだけで頭が痛くなる。
善吉は項垂れていた……。
その時だ!
「いや めんどくさくなど無い 実に心踊る展開だ!」
「…根性無しで悪かったね…」
聞き覚えのある声が二種類。
そう……善吉の後ろにいたのは≪あいつら≫だ!
「…………いつからいたの?」
そう……我らが生徒会長とその補佐だった。
「「最初から…」だ!」
めだかちゃんは胸を張ってそう言い、 劉一は少し拗ねていたようだ。
「……僕、善吉に付き合ってあげてるのに、そっか〜 根性なしかぁ〜 ふ〜ん…」
“ムスッ…”
それは、まるで絵に描いたように拗ねていた。
「……じょーだんだって劉一。本気にすんな!それとも何か? お前はめだかちゃんを襲撃する根性あんの?」
劉一はそう言われると“ピクンッ!”っと身体を震わせた。
そう言われたら劉一は答えは1つしかない。
「それもまた…心踊るな!確かに多少は複雑だ。だが!劉一と本気の勝負が出来るのだからなっ!」凛っ!
めだかちゃんが笑ってます。
それはそれはとても素敵な笑顔でです。
「うぅ……カンベンだよ。 大体僕はそんな根性要らないよ!」
劉一は顔が引きつってます…。 苦笑
子供の時の再来になりかねないから!
「むう… 本気の貴様と私は戦ってみたいのだがな……。」
対照的にめだかちゃんはすっごく残念そうだ。
でも、そんな表情をしても駄目って劉一は言っていた。
「まあ 劉一の件はおいといても… 嫌われたもんだな めだかちゃん。」
もう 劉一の根性なし!の件は終わりみたいだ。
( まあ いっか…特にめだかちゃんに 絡まれちゃかなわないし…)
劉一は、そう思っていた。
めだかちゃんにボコボコにされるくらいなら根性無しのレッテルを張られる方が良いみたいだ。 苦笑
「ふん……。構わんさ もとより私は人から好かれようと思っておらん 私が人を好きであらばそれでよい!だが、もちろんそれには、例外はあるぞ!」凛っ!
「……ん?」
めだかちゃんは劉一のほうに視線を送ってる。
でも、解ってない劉一は、≪なんだろ?≫って顔をしていた。
次第にめだかちゃんの顔が近づいてきて……。
「だか
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