大狩流派祭本選
2学期期末試験。
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
本選を一週間後に控え、本来なら練習しないといけないはずなのに、私たちはテーブルを囲い勉強に力を注いでいます。
なぜこんなことになったかと言うと・・・。
予選トーナメントが終わった次の日。
「ここ期末試験に出すぞ。・・・大狩。大丈夫か?」
「zzz・・・。」
「不味いな。これは新たな学習要領として文科省から送られてきた事なのに。」
そう。
私は知らなかった。
いや、私たちは知らなかった。
新たな学習要領が追加されていたなんて。前も話したと思うが、私は白河女子高校に通っていたので一般高校の授業内容を一年生のうちに行っている。
ではなぜ私がこんなことになっているかと言うと、今回の学習要領の追加分を白河女子高校でも二年生で行うものであったからである。
「先生。木島さんも起きてませーん。」
「中橋せんもグッスリ寝てまーす。」
「高林さんがいませーん。」
「大上さんは教室の後ろで布団を引いて寝てます。」
こんなわけで誰一人起きていなかったのである。
ちなみに一組の人たちも・・・。
「牛目さんが来てませーん。」
「山元さんが倒れてまーす。」
「神下さんが焦げてまーす。」
「木島さんが西住さんに膝枕されながら寝てまーす。」
とまぁ。
色々とヤバかったらしい。
ちなみに前日は一対一をして遊んでました。
もちろん戦車でね。
そんなわけで勉強をしています。
現在の時刻は4時ちなみに6時過ぎにお姉ちゃんが来て勉強を詳しく教えてくれるそうです。
それまでにある程度知識をつけておかないと罵倒を浴びてしまう気がする。
それだけは避けないと・・・。
「り〜か〜。分かんないよ〜。ヘルプミー。」
「私も・・・無理。」
「梨華は人気だね〜。」
こんなことがあるためいっこうに勉強は進みません。
そもそも学習要領なんか変えないでよ。
私は全員に理解した範囲を教えながら進めることに決めた。
一々聞かれるのがめんどくさいから。
一時間後
「梨華。ちょっと勉強教えて。」
「みほ・・・。これ以上、私の負担を増やさないでーーー。」
「駄目・・・なの?」
ヤバい。
駄目なんて言えるような感じではない。
一体どうすればいいんだろう。
断ってなんか言われたくないし・・・、これ以上教える人が増えると私の勉強が捗らないし・・・。
これは本当に困った。
「別にいいじゃん。みほ。入っておいでよ。」
ちょっと絵里。
勝手に入れないでーーー。
「ありがとう。それじゃあ失礼します。」
こうなったら出来るところまでやってやるわよ。
またまた一時間後
「梨華。来たぞ。」
「お姉ちゃん。ありがとう。私は大体覚えたからここにいる九人をお願い。」
「それは構わないが・・・、それよりどうしてそ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ