書きだす前の心構え
書き出す前に
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○はじめに
小説の書き方を考える前に、小説の特徴と言う物を考えていきましょう。ネット小説がどんなものでどんな人が読むというのを解れば、自ずと求められる書き方が解ってきます。私のこの文章を読んでいる方は、それほど文章や小説の選び方が一般的ではないと思いますので、一般的な小説の選び方とネット小説の選び方も考えてみます。
○ラノベの特徴
ラノベとして有名になったスニーカー文庫、電撃文庫など角川書店が主導するライトノベルの特徴は以下のようなものに代表されます。
○かわいい女の子が表紙、挿し絵にいる
○主題に近い扱いで恋愛が扱われる
○短文かつフリガナが多く、文章的な作法が緩い
もちろんこれに反論できる作品(敵エースとの勝負に命を捧げたエースが顔だけを表紙に乗せた犬村小六の夜想曲etc.)もありますが、平均的に売れた作品を挙げるとやはり以下のようになり、女の子ありきなのがわかると思います。
「ゼロの使い魔」……ツンデレご主人様のルイズが表紙と文中の大半を占めており、主人公であるサイトの行動にヤキモキ
「涼宮ハルヒの憂鬱」……主人公が事実上の神様であるハルヒや、彼女に集まった特別な人たちに振り回される話だが、何故か相手は美少女ばかり。表紙には男がほぼ出ない。
「ソードアート・オンライン」……廃人ゲーマーキリトを慕う多種多様な女の子たちが物語を回すので、表紙ではキリトと一緒に必ずヒロインが顔を出す。
また、文章作法に厳しくなく、短文が多めであるというのは読みやすいということでもあります。中には異様に長かったり複雑な文章で読者を翻弄するもの(川上氏の通称鈍器シリーズ、西尾維新の物語シリーズetc.)も混じりますが、ライトノベルの名前通り、大半が軽く読むことが出来ます。
○ラノベの読者層と選ばれ方
ライトノベルのライトには文章が軽いという意味の他に、青少年などの軽いユーザーに向けた本であるという意味もあるそうです。実際、学校という日常と特別な能力や展開を引っ張ってくる非日常の交錯や、鉄板と化したファンタジーな異世界などは、ゲームなどが身近な学生を狙うのに向いていると思えます。
ライト層に売り込み支持を集める、ライトな小説。これがラノベの正体であるということです。
では、ライト層に上手く売り込むために著者が出来る事とは何でしょうか?いかに若者を惹きつけるかということを考えて見れば、以下の幾つかに絞られるでしょう。
○わかりやすいあらすじを作る
○本文で複雑な構文を作らない
○女の子を可愛く魅せる
ライトノベルの絵師はランダムで付けられるものだそうですし、アニメ化を個人が主導することなど出来ません。ということは小説を手に取りや
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