暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
新たなる力へ
Trick60_私と本気で模擬戦をして!
[3/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は完全に腹ペコキャラになっていた。
さらに本人が言うとおり、成長期に入ったかのように体格が少し大きくなった。
ぼかして言えば、身長とか、胸囲とか、胸囲とか・・。

「「「いただきます」」」

シュパッ!

一方通行と戦っていたよりも素早い気がする動きでドーナツを食べ始めた。

「モグモグうまうま、とミレイは効果音と感想を自分で言ってみます」

「このドーナツ、美雪と美玲さんが昨晩つくったものですよね? 美味しいです」

「片手ですけど頑張りました、と御坂は自分の努力をアピールします」

「私も作った事のないレシピだけど、成功みたいだね♪」

校舎の日影にレジャーシートを敷き、その上でバスケットの中身を広げ食べる。
信乃や美雪は割とゆっくり食べていたが、その2倍のペースで美玲は手と口を動かしていた。

適当に雑談を交えて、楽しいおやつ時間をすごした。



「信乃にーちゃん、本当に来てたんだ」

「おや、御坂さん。夏休みに学校にいるなんて珍しいですね。
 あと信乃にーちゃんって言わないでください」

おやつで腹を満たし、バスケットとレジャーシートを片付けている時、
現れたのは御坂美琴だった。

「ちょっと信乃にーちゃんに用があって。湾内さんが昨日見かけたって言ったから。
 良かった。信乃にーちゃんとあの子、美玲も元気そうで良かった」

水泳部の練習で学校に来ていた湾内とは昨日会った。
湾内と美琴は同じ学生寮にいるので、

「そうですか。立ったままなのもなんですし、お茶を淹れますから座ってください」

「いいよ、片付けているってことは休憩が終わったってことでしょ?
 あまり邪魔したくないし、作業しながら話を聞いてくれればいいからさ・・・」

「? まぁ、作業は進めたいですし、それでもいいですけど」

妙に落ち込んでいる美琴だった。顔色も若干悪い気がする。
その様子に自分から話しかけずに、自分から話すのを待つ事にして塗装修理を続けた。

「・・・・」

「車に乗っている黄色の箱を取ってきてもらえますか?」

「信乃にーさま、レモン色の黄色とオレンジに近い黄色がありますが?
 とミレイは適格ではない指示に詳細を求めます」

「あぁ、ごめんなさい。レモン色の方をお願いします」

「了解です、とミレイはてきぱきと行動します。どうぞ雪姉さま」

「ありがと♪」

「あの、信乃にーちゃん」

「なんですか? 美雪、ありがと」

「ん♪」

「私ね、お願いが・・あってきたの・・」

いつもの勝ち気な美琴としては珍しく、今にも消えそうな声だ。

「私ね・・あの子を、美玲を助けるために≪実験≫の場所に行った」

「うん」

「でも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ