第七話「ドクター・ワイリー/Dr・W」
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らフェイトは呪文を唱える。
「次元転移、次元座標876C4419、3342B629、3583……」
と、何けたもの番号とアルファベットを唱えながら彼女の足元には魔法陣が生じた。
「……開け、誘いの扉……時の庭園、テスタロッサの主のもとへ……」
金色の柱が天を付き、フェイトは本部へと転送された。そしてその強い魔力を通学中のなのはとタケルに感づかれた。
「あの魔法は……?」
『転送魔法か……?』
*
同日同時刻 次元空間内にて
不気味な次元異空間を一隻の白い船が航海をしていた。時空管理局の次元空間航行艦船のアースラである。
今回はある任務によって行動を共にするイレギュラーハンター達も搭乗していた。そして、ブリッジへ向け通路を、本艦を管理する女性艦長と、隣に派イレギュラーハンターの若き上官が歩いていた。女性は時空管理局提督でアースラの艦長リンディ・ハラオウであり、彼女の隣を歩いているハンターの上官は、イレギュラーハンターの若き司令長官を務めるシグナス。
二人はブリッジへ出、艦長が状況を尋ねる。
「今回の船旅はどうかしら?」
ブリッジには管理局の乗組員のほか、二名のイレギュラーハンター達が搭乗していた。
二人のハンターの内一人はハチ型レプリロイドのホーネック、そしてもう一体はバッファロー型レプリロイドのバッファリオ。二人は初めて登場する次元艦船に興味心身であった。
「はい、今回は第三線即にて走行中です。特に何の異常もなく航行しております」
「前回のシグマ反乱以来特に目立った動きは無いようですが……」
船員はそれぞれの報告を口にする。
「ん、どうしたんだ?バッファリオ、武者ぶるいか?」
ハンター側の二名の内ホーネックは、先ほどから震えているバッファリオに尋ねた。まぁ、武者ぶるいなんて温厚なバッファリオがするはずがないとホーネックは気付いているが、
「……僕は、船には弱いんです……口からオイルが出そう……!」
「お、おいおい!乗り物酔いかよ?スンマセーン!誰かこいつに酔い止めくれます?」
「は、はい!ただいま……」
と、隣から若い女性乗務員が水と薬を持って来、それをバッファリオが受け取るが、
「あ…アリガドウゴザイバァ……!!」
踏ん張った口調と、怖い顔で持って来た乗務員のエイミが怖がってしまった。
「……騒がしい部下で申し訳ありません提督」
そんな二人を見下ろしながらシグナスは頭を抱えた。
「まぁ、愉快な方達で羨ましいですわ?」
「アレでも、A級ハンターなんですが……」
「でも頼りにしています。もし何かあった時はウチのクロノとそちらの部下が必要になりますから……ね?クロノ」
そういうと、リンディ下のハンター達二人の隣に立つ黒衣の少年へ尋ねた。
「大丈夫、わかっていますよ?艦長……」
クロノはそう言う
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