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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第七話「ドクター・ワイリー/Dr・W」
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って僕が木刀を振るう。しかし、僕の木刀は美由紀さんの黙とうを受け止めず、頭部を当てられてしまった。
「動きはまだまださけど、少しだけ形にはなって来たね?」
「も、もう一度……!」
「いいわよ♪時間が許すまで」
「はい……!」
僕は再び木刀を握った。相手は僕よりも素早い。なら、タイミングを狙うしかない。しかし、その木刀が僕の何処を狙うのかがわからない。それは目にとらわれ過ぎていることが原因だろうか?僕はそのあと、何十回も美由紀さんの木刀を食らった。当たって、当てられて、躓いたりもしたけど、時間が許す限り僕は無我夢中で食い掛った。
「もうそろそろ時間が近付いてきたし、これで最後にしよっか?まぁ、タケル君も第部下たちになって来たしいい線行っているよ?」
「……はい」
これで最後。学校から帰って続きをお願いしても続きが出来るかどうかあまり期待できない。いつまたジュエルシードがイレギュラー化するかもしれないんだ。そうしたら次こそゼロ君と徹底的に戦うことになる。貴重な最期を焦らずゆっくりと、相手の動きを目にとらわれず、聴覚と気配に任せた。肩の力を落とし、静かに、ゆっくりと目を瞑る。初心にしては身の程知らずであるが、僕は心眼を試した。
「お、それってもしかして心眼?でも、素人に会得は無難だよ?」
「構いません、お願いします……!」
美由紀さんが言うのも構わず僕は目を閉ざし続けた。そのとき、僕の体内に眠るある機能が働いた……
「ま、いいや?じゃあ、いくよ……!」
美由紀さんはそんな僕にかまわず再び木刀で僕に切りかかる。
僕は心を落ち着かせ、静かに深呼吸をする。そして耳をこらし、気配を探る。そして刹那、風が斬れる瞬間と音、そして相手の気配、僕は閉ざしていた目を開き、腹部へ飛び込む美由紀さんの木刀を潜り抜けて彼女の背へ木刀を当ててみせた!
「……これだ!」
僕はその感覚を掴んだ。心を静めたことに寄って感じた気配と風を切る瞬間の音、そして
これによって出来た間合い。
「凄いじゃん!?偶然かどうか知らないけど私の一撃を受け止めるなんて……」
「美由紀さん、ありがとうございます……!何だか掴めました」
「よかったわね!実戦でもその感覚をわすれないように?」
「はい……!」
マグレじゃない。皮肉かもしれないが、僕の超人的身体による反射能力が発揮されたんだ。
万全な思いを胸に僕は走りながら部屋へと戻った。

同日 AM8:17 遠見市住宅街マンション屋上にて

ゼロに作ってもらったお菓子を土産にフェイトは本部へ向かため屋上へ経った。
「こんなことであの人喜ぶの?」
アルフはその土産を手にとってそう疑った。
「こういうのは気持だから……」
「まぁ、行って来い……少し不安だが」
と、アルフの隣でゼロが言った。二人に見送られなが
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