暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
ナツティアネコFight!
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ー)、海の閃光(ルス・メーア)
「んぎぎっ!」
「くっ・・・このっ・・・!」

必死に体を動かしチューブを切ろうとする2人だが、あのエルザでさえも切るのに苦労したチューブをこの状態で切れる訳もなく。
・・・1名、自力でぶちぎった空気クラッシャーがいるが。

「プリレンダリングポリゴンショットでも喰らいやがれ」

ガシ、と。
銃口がナツとティアの・・・正確にいえばナツの方に向けられる。

「ウォーリー!早くやっつけて!」

ミリアーナが叫ぶ。

「やべーぞ!魔法の力がねぇと、アレ喰らったら・・・」
「うぐっ・・・魔法(マジック)・・・(ウィップ)・・・!」

ティアは必死に腰に装備された魔法鞭(マジックウィップ)に手を伸ばすが、自由に体が動かせない為、指先が触れる程度で掴む事が出来ない。

「おっと・・・ダンディなキメゼリフを忘れてたゼ」

ウォーリーは不敵な笑みを浮かべ、口を開く。


「お前の運命は俺と出会った時に終わっべぱ!」


本来なら、8年前に見た映画魔水晶(ラクリマ)の「お前の運命は俺と出会った時に終わっていたんだゼ」なのだが、最後まで言う事は不可能だった。
その理由は――――

「ハッピー!」

突如飛んできたハッピーが、ハッピーに似た顔のネコのぬいぐるみでウォーリーの頭を殴ったからだ。

「ナツー!無事でよかったー!てか何、その被り物。そっちにいるのはティア?どうしたの、その耳と尻尾」

ネコのぬいぐるみの短い脚を持ち、パタパタと飛ぶハッピー。

「ネコネコが飛んでる!」

まさかネコが飛ぶとは思ってなかったのだろう。
ミリアーナは驚いたように叫んだ。

「コイツ!俺のキメゼリフをよくもっ!」
「わっ!わっ!」

キメゼリフを台無しにされたウォーリーは怒りながらハッピーに向かって発砲する。
が、それをミリアーナに止められた。

「ダメー!ネコネコをいじめないでー!」
「ネコは飛ばねぇ!喋ってもいいが飛んじゃいけねェ!」

自分を止めるミリアーナに叫ぶウォーリー。

「チャンスよ、ハッピー!」
「これ解いてくれー!」
「あいさー!」

2人が言い合いをしている間に、ナツとティアはハッピーにチューブを解くように頼む。

「させるか!」

それを阻止しようと駆け出すウォーリーだが・・・

「だからダメなのー!」
「ネコじゃねぇ!あのうそネコをやるんだゼ!」

再びミリアーナに止められる。

「急げハッピー!」
「なかなか解けないよ、ナツ!」
「何なのよコレ!っく・・・!」

ハッピーは必死にナツのチューブを、ティアは自分でチューブを解きにかかるが、全く解けない。

「くそ!こうなったらアレ
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