暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
ナツティアネコFight!
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さえも加えさせない。

「てき?ネコネコなのに?」

ウォーリーの言葉の意味が解らない、というようにミリアーナが首を傾げ、呟く。

「だからネコじゃねーって言ってんだろ!片方は中に人が入ってて、もう片方はカチューシャとかベルトを装備してるんだゼ!」
「みゃっ!?」

ウォーリーの言葉に、今年で1番驚きましたと言ってもおかしくない表情でミリアーナは驚愕する。

「ネコファイア!」
大海針鼠(アクエリアスヘッジホッグ)!」

ナツは炎を纏った拳を振るい、ティアは全身に纏った水の針を一斉に飛ばし、自分達の周りを飛ぶポリゴンを砕いていく。

「チィ・・・さすがはジェラールが気を付けろと言うだけのボーイ&ガール。ミリア!援護してくれ!」

顔だけの状態で宙に浮きながら、ウォーリーはポリゴンを破壊するナツとティアを見つめる。

「みゃあ!人なのにネコネコのフリするなんて元気最悪ー!」
「お前はどーなのよ?」
「アンタに言われたくないわ」

自分達より見た目がネコっぽいミリアーナに言われ、ナツは小さくツッコみ、ティアは呆れたように呟く。

「ネ拘束チューブ!」

叫んだと同時にミリアーナの手からチューブが放たれる。
ぎゅるるん、とそのチューブはナツとティアの手首に巻き付いた。

「ぬお!」
「なっ!」

チューブが巻き付くと同時に、ナツの炎とティアの水の針が文字通り煙のように消え去った。

「よくやったゼ、ミリアーナ!」
「ウォーリー!うそネコやっつけちゃってー!」

まだ宙に浮かんでいたポリゴンとウォーリーの顔が一斉にナツとティアに向かっていく。

「秒間32フレームアターック!」
「ぐおおっ!」
「きゃああ!」

一気に素早くなったポリゴンの攻撃を喰らい、2人は床に倒れる。
普段なら無効化できるティアの体も、魔法を封じられている事で水に変える事が出来なくなったようだ。

「な、何だコレ!?急に魔法が使えなくなった!」
「このチューブのせいよっ!コイツさえ解ければ・・・きゃあっ!」
「ティア!」

手首に巻き付いたチューブを引っ張るティアだが、続いて左足首を縛られる。
続けて右足首が縛られた。

「うわっ!」

ティアに気を取られていたナツの足首にもチューブは伸びる。

「うぎゃっ!」

ゴテッと額を床に直撃―――被り物をしている為、直撃でいいのか不明だが―――したナツに、ウォーリーの一撃が決まる。
床に倒れる2人に尚もチューブは伸びていく。

「ぬあっ!」
「ぐっ!」

ぎゅううう・・・と、全身がチューブに縛られる。
ビビン、途中を浮いていたポリゴンが集まり、ウォーリーになった。

「どうやらここまでのようだな。火竜(サラマンダ
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