第6話 女騎士セシリア・ファーム 後編
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おかしいだろ。
だがセシリアさんを表情を見ていると嘘をついてるふうには見えない。
本気で言っているのだろう。
とりあえず少将のことも聞いとこう
「え〜とじゃあ少将てたしかエルフィン少将でしたよね」
イングランド王国は元帥から少将までは各1名しかいないのだ。
だからなんとなく覚えていた。
「・・・・・・現在はバーミリオン騎士団団長セリア・ファーム少将ですが」
「ファーム?」
「ガーネットは旧姓です」
セリアが少将!!
しかも旧姓てことは結婚したのか!
数時間でいろいろなことが起こりすぎだろう。
どうなってるんだ?
(あ、キラ言い忘れてたんだけど)
(なんだよ)
(ヒミコとの戦いから30年経ってるよ)
……………はあ?
(だから30年経ってるてば)
(イフリートなんでそれを先に言わないんだ!)
(だから言い忘れてたて言ったじゃない)
(それに私たち魔人にとって30年て年数あまり気にしないも)
(あのな〜、人間の30年て年月はかなり長い年月のことなんだぞ!)
(そうなの?)
(子供だったら今ならいい大人になってるよ)
(ごめんごめん)
イフリートは全く反省していない。
(シヴァもなんで言ってくれなかったの)
(申し訳ございません。私もイフリートと同じ魔人ですので、そんなに年数が経ってる感じがしませんでしたので)
「どうかいたしましたか」
「いえ、少し考え事をしてまして」
今の俺はかなり混乱している。
そりゃそうだろう。いきなり30年後の世界だよ。
でもこの世界に飛ばされてきた時の混乱よりはマシだが。
「セシリア隊長」
草むらから2人の騎士がこちらに向かってきた
「姫は無事です。こちらの旅の方に助けて頂いたみたいで」
「そうですか、それはなによりです……え!?」
「どうかしましたか」
「そこにゴールドオークの屍骸があるのですが、セシリア隊長が倒したのですか」
「え……私じゃありません」
「綺羅さんが倒したんだよ」
セシリアさんに抱きついていたアリスが答えた。
セシリアさんと2人の騎士はかなり驚いている。
「とにかくお礼をさせていただきますのでご同行できますか」
セシリアさんは2人の騎士に目で合図すると俺の両脇に騎士が移動した。
あれ?アリス姫を助けた恩人に対しての対応じゃないよな。
不審な人物を逃さないようにみたいな感じなんだが。
逃げることは簡単にできるが、今の状況だとおとなしくついて
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