暁 〜小説投稿サイト〜
この明るい星空の下で。
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と俺は夜空を探しに出掛けた。
タイムリープされる前に探さなければ・・
裏の小屋に行くと物音がしていた。
「どこかなぁ・・・・
「・・・・・何をしているんだ?」
「ひっ!なんだ・・奏くんか・・」
「質問に答えてくれ。」
「・・・・・・・・」
俺は夜空の持っている本を奪った。
「あっ・・」
天文部

22年度文化祭。
タイムリープについて。

表紙にはそうかいてあった。

「やっぱりか・・・・
もう一度聞く、夜空お前はタイムリープをしているんだな。」
「・・・・・・」


「はっ」
気がつくと俺は二階堂先生の前に立っていた。
「あんたは未来の十六夜か。
まあ頑張りなさい、タイムリープには敵わないと思うけど。」
「何か打つ手はないんですか?」
「・・・・・あるわ。」
「それを教えてください!」
「本当は、あんたが自分で思い出さないといけないんだろうけど。」
先生は俺の手に何かを握らせた。
「これは?」
「これは・・・タイムシード。
時間を止めることができるわ。」
「ありがとうございます!」
俺は走り出した。
「さあ、とりあえず酒飲むか。」

俺は夜空に電話していた。
「もしもし、夜空か?」
「うん、そうだけどどうしたの?」
「お前ってさ、・・・・タイムリープしてるよな。」
「!?・・・・・・・」




「もしもし、夜空か?」
「そうだけどさ、三咲ちゃんと奏くんって付き合ってるの?」
「えっなんでそういう話になるんだよ・・今はそう言う・・」
「答えて!」
「付き合ってねーよ!」
「そう・・・でさぁ・・・」
「ちっ」
プー、プー、プー、
「おい、夜空。」
「奏くん?どうしたの?そんな怖い顔して。」
「夜空、わかってんだろ・・」
「っ!?」
「もう、使えないぞ。」
「えっ?」
「夜空、なんでこんなことしたんだ?」
「だ、だって・・私は・・・奏くんと一緒の時間を・・・」
「お前だっていってたじゃないか、
この三年間で、お兄さんのことを調べるって・・・それは三年間一緒に思い出を作るってことだよな。
時間は限られてるから楽しめるんだ。それは昔、俺と会った時にわかっているはずだ。」
「うっ・・・ひっぐ・・,ごめんなさい・・・」
「・・・・いいんだ 俺も言い過ぎたかもしれない。帰ろう。」
「うん♪」
俺は夜空の手を掴むと歩き出した。
「今」の時間を「過去」にしていくために。


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