暁 〜小説投稿サイト〜
トライアングラー+α
三話
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
は10体程度だ!一機二殺で行くぞ!」

「旦那!一番槍は俺にやらせてくれ!」

バリーのバルキリーが先頭に出て行く。

「アルト!よく見とけ!これがバルキリーの戦闘だ!各機フォローよろしく!」

バリーのVFー24は、特殊仕様になっている。まずは、ほかの機体では、小型のナイフを装備してあるが、バリー機には、特別に長いナイフとなっている。人間の白鞘のような形をしている。その他、拳の部分には、手甲でコーティングされ、バリーの得意な格闘戦を生かせるような機体になっている。

「うぉぉ!!!」

順調にバジュラを駆逐していく。白鞘でバッタバッタと斬っていく。

「すげぇ…これがバルキリー…」

「ボケッとするな!次くるぞ!」

「全機展開!突撃ラブハート!」

「うぉぉ!!!!!!!!!」








「デルタ1より各機!宙域のバジュラの全滅を確認。直ちに帰還してください。」

戦闘は瞬く間に終わり、余計な犠牲者も出さずに済んだ。

「スカルリーダーよりスカル5!よくやったぞ。」
「旦那が誉めるなんて珍しいもんだ!」

「何を言うか!スカル4!貴様も初陣にしてはよくやった!後で二人とも一杯おごるぞ。」

「やりぃ!スカル5、これより帰還する!」

帰還すると、しばらくアルトは座ったままだった。


「アルト。とりあえず飲めや」

バリーが、コーラを持って現れた。

「バリーさん!」

はっとしたが、すぐに疑いの目に変わる。バリーには前科がある。

「もうそんなことしねーよ!しかしまぁて…初陣で討伐できればいい方だよ。腰が抜けて立てないだろ。」

「…まだまだ情けないです…」

「なっはっはっは!若いねぇ!…っと誰だ?こんなときに。」

バリーの端末が、着信音を鳴らした。

『ちょっとアンタ!どういうつもりよ!こんなところに置いていって!』

「シェリル?」

「やっべ!忘れてた!」

『もう良いわよ!グレイス呼んだから!アルトも居るのね…今度会ったらただじゃ置かないから!』

一方的に怒って、一方的に切られた。さすが歌手、良く通る声で、バリーの鼓膜を突き破らんばかりの声であった。

「バリーさん…シェリルと知り合いだったんですか?」

「まっまぁな…そんなことより…手出せ、アルト。」

そう言うと、拳を出してきた。

「お疲れ!」

グータッチだ。この意味が分かってる他の面々も感心したような顔をしている。

これは、バリーが認めた相手に見せる行動だ。初陣で早くも認められたのだ。

「明日からもガンガンしごくからな!覚悟しておけ!」

そう言って去る背中が小さいはずなのに、やけに大きく感じたのは気のせ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ