暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0461話
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の堅実な現実感がもう滅茶苦茶だ。大体ネギ先生もネギ先生なら、アクセルもアクセルだよな。何なんだよ、パラレルワールドを股に掛けてる集団って。そんなどこかで聞いたことのあるゲームの設定で今時売れると思ってるのか?」

 何やらブツブツと自分の世界に戻るのだった。

「そう言えば小太郎は来なかったんだな。墓守人の宮殿でロボットに乗ってみたいとか言ってたからてっきりくっついてくると思ってたが」
「あぁ、小太郎なら現在修行中でござる」
「修行中?」
「うむ。この前の戦いで良い所を見せられなかったのが効いたようで、ネギ坊主と入れ替わりにエヴァ殿の別荘で」
「まぁ、小太郎らしいと言えば小太郎らしいが」

 そんな事を言っている間にエアカーは通路を進み、やがて自然の生えた一画へと到着する。マルチプルファームであるキブツの中でも文字通りにファーム、つまり農場やら牧場として使用している場所だ。

「ちょっ、ちょっと何よあの人達! 全員頭に変なの被ってるわよ!」

 小規模ではあるが農場で野菜やら何やらの世話をしている量産型Wや、牛、豚、羊等の世話をしている量産型Wを指差して神楽坂がそう叫ぶ。
 と言うか……

「このエアカーを持ってきたのも……あぁ、そうか。フェイトと言い合いをしていて気が付かなかったのか。あれが量産型W。まぁ、一種の人造人間と言うか人型の機械だな」
「……機械?」
「ああ。文字通りに自我の類は持って無い、言われた事だけを忠実に実行するという機械だ。俺達シャドウミラーの主力だな。……俺の記憶で見てる筈だろうに」

 最後だけ神楽坂に聞こえないように小さく呟く。
 何しろシャドウミラーはその戦力の割には人間の数が極めて少ない。パイロットですら俺、コーネリア、ムウ、イザークの4人に技術班と兼任のレモン、今はまだ培養ポッドで治療中のレイを合わせても合計6人でしかないのだ。まぁ、レイに関して言えばパイロットになるかどうかは確定していないのだが。
 一番多いのが技術班だという時点でこの組織の人の少なさ、良く言えば少数精鋭さが分かるだろう。

「ふーん。……でも、人型の機械って余りいい気分はしないわね」
「そう言いたい気持ちも分からないではないが、平行世界出身だって事を考えて貰えると助かるな」
「分かってるわよ。ただ単純にちょっと感想を言っただけ」

 そんな風に会話を続けているうちに、自然が多い場所という事で牧場の辺りへとエアカーを止める。
 俺を見た牧場担当の量産型Wがこちらへと近寄ってこようとするが、構わないと手を振って仕事に戻す。
 ……しかし、疑似経験と知識を入力したとは言ってもよく無事に牧畜をこなせる物だ。そしてその牧畜をしているのがザフトの赤服レベルの能力を持っているとプラントの連中に知られたらどう
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