魔法先生ネギま!
0461話
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いと思うが。
それにしても……
「パンドラの箱とはまた、随分と物騒な名前を付けたものだな」
「そうかな? パンドラの箱には確かに災厄が封じられていると言われてるけど、それでも最後に残っているのは希望なんだから、ブルーマーズ計画に使うには丁度いいと思って。一応麻帆良での起動は成功したから次は……」
小首を傾げながら呟くネギ。
そう。ネギが今その手に持っている箱こそが他の星から魔力を運んでくる為の物なのだ。正確に言えばそのプロトタイプと言った所か。そのネギ曰くパンドラの箱が正常に機能するようなら他の星なりSEED世界なりで魔力を集めるという作業が本格化する。
「ほら、それよりもここにいるとまた騒がれるからそろそろ行った方がいいと思うよ」
瀬流彦が周囲の様子を見ながらそう告げてくる。
確かに女子寮の面々に見つかると厄介な事にはなりそうだな。
「よし、じゃあ行くか。皆こっちに集まれ」
「次元の狭間かぁ。どんな所なんだろ?」
「僕は一度行ったけど、そう珍しいものはなかったよ」
「あんたはそうかもしれないけど、私達は違うのよ」
「ったく、何で私がわざわざ次元の狭間なんて場所まで行かなきゃいけないんだよ」
「次元の狭間でござるか。強い人がいるといいでござるな、ニンニン」
上から俺、ネギ、フェイト、アスナ、長谷川、長瀬の順に口を開きつつ俺を中心に集まる。
「エキドナ、頼む」
「はい」
エキドナが頷いてゲートを操作し、次の瞬間には俺を中心にして転移フィールドが生成され、次の瞬間にはホワイトスター内の転移区画へと転移が完了していた。
「ほら、着いたぞ。……神楽坂、何で目を瞑ってるんだ」
「いや。べ、別に怖かったからとかそういうんじゃないわよ!?」
そうか、怖かったのか。
「そうか、怖かったんだね」
「……フェイト」
折角神楽坂のプライドを思って黙っていてやったのに、何でお前が突っ込む。
「何よ、怖くないって言ってるでしょ!」
ぎゃーぎゃーと言い合いをしている神楽坂をそのままに、量産型Wに大きめのエアカーを持ってきて貰う。
「ほら、お前等行くぞ。取りあえず魔力を集めてみるって事は自然がある場所がいいだろうからキブツだな」
「器物でござるか?」
「違う、キブツだ」
エアカーへと乗り込んでいる長瀬にそう告げながら全員が乗り込むのを待って発進させる。
「っていうか、何でお前が運転してるんだよ! 免許あるのか!?」
エアカー発車後、数分程して長谷川がふと気が付いたかのようにそう言ってくるが……
「そもそもこのホワイトスター内で免許とか必要な訳ないだろう。それに俺は人型起動兵器のパイロットだぞ?」
「あー、あー……くそっ、私
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