魔法先生ネギま!
0461話
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刀子さんは刀子さんで関西呪術協会の方との連絡役だったりで……」
「なら男の魔法先生でもお前以外にもいるだろうに」
「……その、一番立場弱くて暇なのが僕なので……」
あー、貧乏くじを引かされた訳か。
「ま、頑張れ」
そんな風に瀬流彦とやり取りをしつつ、エキドナとも情報を交換していると――瀬流彦の視線がエキドナの派手な服装に向けられていたのは武士の情けとして見ない振りをしてやる――やがて待ち人がやってくる。
「ごめん、アクセル君。待たせたかな」
「気にするな。それよりも思ったよりも人数が少ないな」
ゲートへと向かって来ているのは、ネギ、フェイト、神楽坂、長谷川、長瀬の5人とネギの肩にいるカモだ。
「もうちょっと連れてくると思っていたが」
「いや、皆色々と用事があったみたいで。釘宮さんや柿崎さん達は来るかと思ったんだけど……」
「駄目だった、と」
俺の言葉に頷いたのはネギではなく神楽坂だった。
「そうなのよ。釘宮や柿崎ったら、ここ最近凄い忙しそうにしてるのよ。……小テストでも何だか妙に頑張ってるし」
「君の成績は相変わらずだけどね。本当に君は黄昏の姫巫女なのかい?」
「うるさいわね!」
フェイトの突っ込みに反射的に言い返す神楽坂。
それにしても……
「そうか。忙しそうにしてる、か」
「おや、アクセル殿は随分と嬉しそうでござるな」
思わず笑みを浮かべたのを長瀬に見られていたらしい。
「そうだな。いい女になる為に色々と頑張ってるんだろうさ」
「いい女?」
「ま、その話はいずれな。それよりネギ、持ってきたか?」
「あ、うん。ほらこれ」
そう言いつつネギがバッグから出したのは直径50cm程度の立方体状の箱だった。箱の表面は銀色の素材で出来ており、何やら精緻な樹木の絵が刻まれているのが印象的だ。
「へぇ。良くこの短時間で出来たな」
「短時間とかじゃないわよ。ネギがどれだけ長い間エヴァちゃんの別荘に籠もっていたと思うのよ。何故か葉加瀬さんも途中から応援に来なくなるし」
「……葉加瀬……」
結局自分の好奇心に負けてネギに丸投げしてこっちに来てたのか。
一瞬そんな風に思ったが、ネギが慌てて手を振ってそれを否定する。
「アスナさん、違いますってば。このパンドラの箱は葉加瀬さんのアイディアを貰って、後は作るだけだったんですから。魔法関係の物を葉加瀬さんに作れと言うのが無理なので、僕の方からお手伝いをお断りしたんです」
まぁ、確かに葉加瀬は基本的には科学者だ。魔法に関しても理解の深かった超と違って、ネギの手伝いをするのは難しいだろう。いや、それでも俺の新機体にグレートグランドマスターキーを組み込む為の知識や技術を持っているというのは凄
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