第14話
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Side イッセー
ドガァン!
・・・今、俺の目の前で小猫ちゃんのいた場所で爆発が起きた・・・黒斗は助けようと飛び込んだけど、間に合ったかわからない・・・
「撃破」
上空にいるのは・・・むこうの女王か!
「やはり、獲物は油断したところを狙うのがいいわ。しかも、わざわざ助けるために巻き込まれてくれたなんてありがたいわね」
「この・・・降りてきやがれ!俺と勝負だ!」
「ふふ、そんな挑発に乗るとでも?」
「そうだ、お前がその挑発に乗る必要はない。なぜなら・・・お前はそこで果てるからだ」
「!?」
ジャラララララララ!
煙の中から、突然黒い鎖が何本も飛び出してきた!
そして、その鎖はむこうの女王を拘束した!
「く・・・いったい何が・・・」
その鎖の出た場所をみると・・・!
「黒斗!小猫ちゃん!」
「わり、心配かけたな」
「・・・お騒がせしました・・・///」
ん?小猫ちゃんの顔が赤い?
って!
「黒斗ぉ!何お前は小猫ちゃんをお姫様だっこしてんだぁ!」
そう、黒斗は煙の中から小猫ちゃんをお姫様抱っこした状態で現れたのだ!
くそ!うらやましいぞ!
ってあれ、なんか黒斗の姿が変わってる・・・
なんか、全体的にピンクの鎧みたいなやつに・・・機械のウサ耳?みたいなのがついてる。
「あぶなかった・・・正直、こいつじゃなかったら耐えれたかわかったもんじゃねぇ・・・」
「な、なんで私の爆破であなたたちはリタイアしたはずじゃ」
「アホか、そんなアナウンスは一言も流れてねぇ。俺たちはギリギリでそっちの爆撃を防いだんだよ」
「そんな・・・」
すげぇ、あの爆発を食い止めたのかよ・・・
Sideout
Side 黒斗
時間をすこし遡って爆発寸前のこと・・・
「くそ!間に合ってくれよ!・・・モード・ナフェ!」
俺は、かつてほかの世界で人類を滅亡させたメンバーのうち、残虐かつ、唯一自分の意志で敵を呼び出したA級エイリアンの姿をとった。
そして
「ナフェビット、5機出動、俺と小猫を防御するように展開!」
自分の頭部に似た形のビットを自分と小猫を守るように展開して、直後に爆発が起きた。
ドガァン!
・・・なんとか耐えれたか。
「せ、先輩・・・///」
ん?どうしたんだ・・・っ///
どうやら、無意識のうちに小猫を爆発から守るために抱きしめていたらしい。
「す、すまん///」
「い、いえ///」
なんか、ちょっと恥ずかしいが・・・とりあえず!
こんな思いをさせた女王をたたく!
あいつを呼び出すか・・・でも、この状況だとな・・・
「小猫、動けるか?」
「ちょっと腰が抜けたみたいです・・
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