一部【スサノオ】
十四章【続ける理由】
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て?」
クラウリーの言うナノゲートとはフロンティア1から4まで繋がっている、ナノマシンの構築と分解でなる素体運用システムを応用した言わば『瞬間移動装置』のような物。
初心者がやたらと実力に見あわない奥のフロンティアへと行かぬよう、各ユーザーごとにそれぞれのフロンティアでゲートに登録する必要があるのだが、すでにフロンティア2まで進んでいるティティは当然フロンティア1へのゲートを開いていてもおかしくはない。
「確かにそうだな」
「うーん…じゃぁ、説明の為にギルドマスター連れてくるとか?」
「はは、まさか。俺たちたった3人の為にわざわざギルマス連れて来るわけないだろ」
「まさか、ゲートに登録してなくて本当に歩いてきてるとかじゃないですわよね!?」
「あのなぁ…んなバカいるかよ。いくらなんでも…」
ティティの到着が遅いことに、何だかんだと言い合う3人。
そんな3人の後ろにはいつの間にか…
「あの…ゲートだったら登録……してますよ?」
「「「うわっッッ!?」」」
突然の登場に飛び上がるほど驚く。
3人が恐る恐るティティの方へと目を向けると、そこにはティティともう1人…
「ごめんごめん、遅れたのは僕のせいだったんだよ」
ははは、と笑うよく知った顔。
「またあんたか…」
「まさかとは思いますけれど…」
「ウォルター博士がギルドマスターなんですか?」
そこには、ごめんと手を合わせ、遅れたことに全く反省の色のない笑みを浮かべるウォルターの姿があった。
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