〜出発〜
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ンハルト様であればどうなさるのですか?」
「俺か。そうだな」
一瞬不快気に眉をひそめたラインハルトは、キルヒアイスの言葉に少し考えた。
そして、悪戯をするような子供の表情で、キルヒアイスを見上げた。
「惑星ごと吹き飛ばしてしまうのはどうだ。それならば勝った負けたと無駄な論争を繰り広げる必要もなければ、余計な出費をすることもあるまい。むしろ同盟の有人惑星と資源地を一つ失わせることにもなる」
「なかなかに独創的な案でございますが、それを行うには相当の地位が必要でしょう」
「わかっている。だからこうして、文句も言わずに辺境の惑星に来ている」
「その一歩となると思えば、苦労もむくわれるのではないかと」
「本当に優しいな、キルヒアイスは」
なだめる言葉に、そこでようやくラインハルトは小さく笑みを浮かべた。
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