第45話 修学旅行−3日目−その5
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番大きな木乃香に封時結界を張ってもらう。
「(あっ)」
「「(あ?)」」
結界を張ると同時に不吉な言葉を放つ木乃香。思わず問い返すオレと千雨。
「(すごい勢いで2人、向かって来よる)」
「「(2人?)」」
誰だろう? 桜咲と神楽坂か?
小太郎と月詠でした。
「やーっと追いついたで、暁兄ちゃん」
「あらーっ。センパイはいらはりませんのえ」
せっかくスルーした2人が参戦して来た。
「長瀬はそっちのゴスロリの剣士を、古は向こうの坊主の相手を頼む。龍宮は2人のフォローを! 長瀬、剣士の方は桜咲の同門で桜咲より強いぞ! 古、ぶっちゃけ坊主の方はお前よりも強いから相手してもらえ!」
「承知!」
「楽しみアル」
「了解」
よし、任せた。
「(で、あっちはどうするんだ?)」
「(とりあえず、茶々丸の結界弾で足止め。空からそれぞれ最大攻撃。その後散らばっている魔力を集めて集束攻撃。それでもダメなら、………、どうしよう?)」
「(あぁ、もういい。とりあえず最大攻撃から集束攻撃な)」
「(わかったぇ)」
空へと飛び立つ木乃香と千雨。
次いでオレも飛び立ち茶々丸に指示を出す。
なお、エヴァとフェイトは離れたところで巨大な魔法の打ち合いから接近戦まで、魔法も近接戦闘もできる魔法戦士型の戦いの手本となるような戦闘を繰り返し、余剰魔力もたくさん出ている。
「茶々丸、結界弾で足止めを頼む」
「了解しました」
ドドドと空に飛び立ち、結界弾の入った銃を準備する。
「この質量相手では10秒程度しか拘束できません。お急ぎを」
なお、BGMは「BRAVE PHOENIX」でお送りします。
茶々丸の宣言を受けて、千雨がスクナに砲撃魔法を放つ。
「くらえっ! エクセリオン・バスター!」
千雨は小器用なので結構なんでもこなし、集束技術なんかも高い。変換資質もないのでミッド式では主になのはやユーノの魔法を使う。魔力色はレモンイエロー。
閃く黄色の砲撃に続き、次はオレの攻撃だ。
「死ねぇ! ギガブレイク」
オレは放出系統の技術が苦手なため、オーラを魔力に変換し、膨大な魔力を刀型デバイススサノオに纏わらせ巨大な刃とし、神鳴流決戦奥義 真・雷光剣を打ち込む、某マンガで竜の騎士が使った技をリスペクトして放つ。
グォォォオオッ!
2人の技にすくんだスクナに極東最大の魔力を持つ木乃香が最大出力の魔法を放つ。
「ごめんな、スクナはん。安らかに眠ってや………。アルカス・クルタス・エイギアス。疾風なりし天神、今導きのもと撃ちかかれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル。フ
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