第45話 修学旅行−3日目−その5
[1/4]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
さて、学園長と電話で話して2時間も経っただろうか。
あれから少ししてかかってきた忍義姉さんと電話で延々と話している。木乃香と千雨も一緒だ。
忍義姉さんは今回の件で中部魔術協会の本部に呼び出され、ずっと手伝いをさせられてるそうだ。
ついでに言うと詠春さんがネギの親書を受け取ったところも幹部連と一緒に見ていたらしい。別に見ていたいわけではなかっただろうけど。
でまぁ、聞くところによるとあのシーン−−−あえてシーンと呼ぶが−−−を見たと同時に幹部連は動き出し、関西呪術協会の傘下組織としての脱会届けと他の組織へのその旨の通知−−−既に準備してあったらしい−−−を直ぐ出したらしい。
それと前後するように、あのシーンを見ていた他の組織から同様の通知が届き、関西呪術協会の重鎮とも言うべき一族−−−先日来お世話になっている崇宰家や神鳴流の青山家など−−−からも同様の通知が続々と届いていたらしい。
事前に連絡してあった組織・一族は結局すべて関西呪術協会を抜けたらしい。
今後は、事前に上の方で協議し終わっている通りに「いとやんごとなきところ」から、裏の主権を関西呪術協会から新組織である「日本異能協会」へと禅譲していただくらしい。表の歴史で言うと明治時代に政権を江戸幕府から明治政府へと移したのと同様のことらしい。
結果的にはやんちゃをした強硬派が体良く利用された感じだが、最終的には関東魔法協会も日本異能協会へと組み込む予定なので、強硬派も満足するだろうとのこと。
もっともその場所は草葉の陰かも知れないが。
で、今は京都を中心に、暫定「日本異能協会」に組み込まれていない人や一族を所属している人々が説得しているんだそうだ。きっと口や拳だけじゃないんだろうけど。
つまりこの辺りが瀬流彦先生が言われた「協会内のごたごた」なんだろう。
なんでこんな話しを2人でしているかというと、要はフェイトや小太郎達のやんちゃ組が何かしでかそうとした場合、フリー−−−今現在任されてる仕事がないという意味で−−−のオレ達が対処することに決められているからだ。
面倒な、という思いは無くもないけど、新組織内での元中部魔術協会の立ち位置や関西呪術協会の長の娘である木乃香の立ち位置もあるので仕方がない。
もっともエヴァが手伝ってくれない状態でフェイトと一戦交えんといかん場合は、仕方がないでは済ませれんかったが、今回はフェイトの相手をしないで済むので大船に乗った気持ちだ。
旅館から遠くの西の方で凄まじいばかりの魔力がほとばしっている。
どうやらスクナが復活したようだ。
スクナについては原作知識があったが、ぶっちゃけ、京の地にはスクナと同等以上の荒御魂がたくさん封印されてるので、本当にスクナを狙
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ