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トライアングラー+α
二話
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言うか言わないかの間に、拳が飛んできた。余裕で避けるが、宣戦布告と見ていいだろう。

「おっと…お兄さん方…やるですな?」

「うるせぇよおっさん!」

「おっさんじゃねぇ!21だ!」

そういうと、目の前の男の肝臓に、ミドル一閃。左の男には左フック。右の男には、右アッパーでノックアウトした。

かなり騒いでいたので、だいぶ人だかりができてしまっていた…警察を呼ばれるのも時間の問題か…

「ちょっとやりすぎたかも…お嬢さん、こちらに…」

「ちょっとアンタ!」

急にお姫さま抱っこしたので、何発かビンタをくらったが、かまっては居られない…バイクの後ろに乗せて、その場を去ることにした。

「しっかり捕まっててよ!」

バイクで急加速して、市街地を抜けていった。 







「さっきは急にすまなかったね、俺はバリーだ。ってアンタのことは知ってるよ。」

「当然よ!アタシはシェリルよ?」

この女。変装はしているが、中途半端だ。間違いなく銀河の妖精、シェリルノームだ。

「そんで銀河の歌姫があんな所になんの用だよ。」  

「何だっていいでしょ!?」

相当いきり立っている。さながら、怒ったネコのようだ。 

「おいおい、助けてもらった恩人にそりゃねーだろ!」  

「うーん…それもそうね…」

数秒考えた後、百万ドルの笑顔でこちらを見てきた。

「そうだ!今日1日、私に付き合わせてあげて良いわ!」

「ハァ!?」


これが運命とも知らずに…    


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