暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第六話「過去/SPAT」
[8/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
着用……実験とはいえこれ以上人の命を奪いたくない!」
そして数日後、僕は交通事故にあって下半身が半死状態に陥った。今まで実験対象を見つけることが出来なかった両親に対して主任は、
「おたくの子を実験台へ使いたまえ?」
「無茶を言うな!そんなことが出来るわけ……」
「他人の子には出来て自分の子にはできないというのかね?」
「主任、私たちはこの計画から降りさせて頂きます!」
「いいのかね?私の命令を聞かなかったらこの真相を夜のマスコミ共に公表するぞ?」
「そ、そんな……!?」
「そうなったらもう君達親子はもう二度と表に出ることはできないねぇ?」
「……」
「するんだ!さもなくば今までの実験による真相を私なりに公表するぞ?」
「ぐ、うぅ……!?」
そして……
「父さん!?母さん!?なにするの……?僕、注射は苦手だよ?」
「タケル……許してくれ!?」
「ごめんね、タケルちゃん……!」
「い、いやだ!嫌だよ!?父さんやめてえぇ!!」
僕の動脈にその注射は打たれた……そして、
「化け物……!」
「化け物!」
「化け物め……」
「哀れな化け物だ……」

「……!?」
回想から覚め、僕は今一度中に浮かぶジュエルシードを見つめた。
あのときから、僕は変わった。いや、狂わされた。両親の実験台にされ、僕は超人的身体能力を有するDNAを埋め込まれた。しかし、実験は僕の下半身を回復させるまでしか至らず、実験は失敗。両親は一時喜んだけど、僕の体には完全に影響は無いとは言い切れなかった。何か起こると、感情が爆発すれば、間ありにいた人が傷つき、傷を負って泣いていた。僕は感情を抑えきれなくなると超人的力が発動され、周囲に迷惑が及ぶ体質になってしまったのだ。それが原因で僕は化け物扱い、両親もそれを知り嘆いた……
「……あ、なのは!早くそれを……」
僕がそう言うが、背後から僕へゼロが切りかかってくる。
「そうはさせんぞ!」
「くぅ……!?」
僕は再びゼロの攻撃を受けることになった。なのはも我に返り、ジュエルシードを見るが、既にジュエルシードのそばにはフェイトが浮遊していた。そんなフェイトになのはは名乗った。
「(ぶつかり合うのは当然、だけど……)私は、なのは!高町なのは!」
「……」
しかし、フェイトはバルディッシュを彼女へ向ける。寂しい目をして……
フェイトはバルディッシュを掲げて彼女に襲いかかる。そして、ゼロは、
「蒼いロックマン、お前の名は何と言う……?」
「……?」
「名乗れ、蒼いロックマン……」
ゼロはセイバーを向けて僕に名乗るよう言い放った。
「……タケル、蒼霧タケル!」
そんなゼロの目は孤独で寂しそうだった。感情を無理にでも抑えて、剣を握る。その寂しさはまるで一昔の僕と重なった。
「そうか……タケル、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ