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転生者が歩む新たな人生
第44話 修学旅行−3日目−その4
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ろ?」

「それはそうだけど………。でもネギが!」

「まぁとにかく旅館に戻れば魔法先生もいるし、そこから学園長に連絡取ればどうにかするだろ」

 実はほんの少しだけだがここで木乃香か桜咲がネギ救出を言ってくるかなぁ? と思ったけど、さすがに言ってこないか。

「………。わかったわ」

「あ、それと桜咲。綾瀬が総本山で逃げ迷ってるらしいから保護してきてくれ」

「な、なんで私が! 私にはお嬢様の警護が!!」

「いや、この場に関西の人間は君しかいないし。綾瀬は関西の保護下の人間だし。総本山内がわかるのが君しかいないし。それにそもそも木乃香の警護から外れてるし」

「なっ」

「ごめんなぁ、せっちゃん。夕映のこと頼むわぁ」

「わ、わかりました。お嬢様。直ぐに旅館に向かうのでそれまでお嬢様のことを頼みます」

「はいはい。頼まれました」

 そう言って神楽坂の方に向かい歩いて行き、同じように向かって来た木乃香と3人併せて旅館へと転移する。

 いきなり転移したことに桜咲が驚いたようだが知ったこっちゃない。





  ☆  ★  ☆  





 旅館近くに転移すると旅館はかなり強固な結界に覆われている。

 驚きつつおっかなびっくり玄関から入ると瀬流彦先生が出迎えてくれた。

 事情を聞くとこちらを見張っている関西呪術協会から連絡があり、「今晩協会内のごたごたがあるので巻き込まれたくないなら絶対に旅館から出るな」と言われたらしい。

 でまぁ、結界を張った上で、魔法関係者以外すべて魔法で眠らせたらしい。そのうえで長瀬や龍宮、古らにも手伝ってもらって全ての生徒らを自室の布団に入れたんだと。 

 思い切った手を使ったなぁ、と思ったけど、実際正解だ。麻帆良の生徒は起きていると何をするかわからん。

 というわけで、こちらの説明。

 ネギが総本山へ密書を届け。
 長の反応に不服を持つ者らが関西呪術協会を離脱。
 強硬派? が総本山襲撃。
 長をはじめ本山の人はみんな石に。
 その巻き添えで、「学園長が認め、関西で保護した」朝倉、早乙女、宮崎が石に。
 近衛が攫われるが救出。
 その際、しゃしゃり出てきたネギが本山襲撃者に向かって行くが返り討ちで石化し、持って行かれた。

 以上でした。

 ………。

 瀬流彦先生、そんな落ち込まないで下さいよ。
 まだ、学園長に連絡してもらう仕事があるんだから。





 で、どうせ呼ばれるだろうからと瀬流彦先生が学園長に連絡する際にエヴァにも同席してもらう。
 もちろんエヴァにも全て説明した。

 詠春さんが何もできずに石化したのとネギが返り討ちにあって石化したのを聞いて爆笑し
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