暁 〜小説投稿サイト〜
遊戯王GX−音速の機械戦士−
―幻魔激戦―
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来ない空間へ跳ぶ。

「ドリル・ウォリアーは、手札を一枚捨てることで除外出来る! ドリル・ウォリアーを除外し、ターンエンドだ!」

 ドリル・ウォリアーが空間に出来た穴に飛び込み、消えてから影丸理事長へのターンに移る。

「俺のターン、ドロー!」

 影丸理事長が力強くドローし、高笑いを上げ始めた。

「ククク……わざわざモンスターを無くすとは、勝負を投げたか遊矢! バトル! 幻魔皇ラビエルで、遊矢にダイレクトアタック! 天界蹂躙拳!」

「油断は禁物だぜ、影丸理事長! 手札から《速攻のかかし》を捨て、バトルフェイズを終了させる!」

 速攻のかかしが幻魔皇ラビエルの前に立ちふさがり、その爪に引き裂かれる。

「何ィ!?」

 当然、勝負を投げてフィールドを空にしたんじゃない。
三幻魔の攻撃から守るためにフィールドを空にしたんだ。

「ええい、小細工ばかり使いおって……通常魔法《天よりの宝札》を発動! お互いに、手札が六枚になるようにドローする!」

 失楽園を破壊された代わりに、最強のドローカードを掴んでいたらしい。
……三幻魔は、ドロー力まで授けてくれるのであろうか。

「カードを二枚伏せ、ターンエンド!」


「俺のターン、ドロー!
……スタンバイフェイズ、自らの効果で除外したドリル・ウォリアーは戻ってくる! 帰ってこい、ドリル・ウォリアー!」

ドリル・ウォリアー
ATK2400
DEF2000

「更に、ドリル・ウォリアーの効果を発動! この効果で特殊召喚された時、墓地からモンスターを一枚手札に加える! 俺が加えるのは、《速攻のかかし》!」

 墓地から、先ほど俺を守ってくれた速攻のかかしを手札に戻す間に、背後から三沢による説明が入った。

「ドリル・ウォリアーの効果により、ダイレクトアタック・墓地肥やし・速攻のかかしによる防御が同時に出来るわけか……!」

 正解。
これだけで決まってくれれば良いんだが……

「甘い! リバースカードオープン! 《サンダー・ブレイク》! 手札を一枚墓地に送ることで、ドリル・ウォリアーを破壊する!」

 優秀なフリーチェーンの破壊カード。
その雷撃に、効果破壊耐性が無いドリル・ウォリアーは破壊されてしまう。
バトルフェイズに発動しなかったわけは、おそらく、俺の手札やシンクロモンスターを警戒したからであろう。

「お前が頼りにしていたドリル・ウォリアーは消え、更に墓地にトラップカードが増えたことにより、ウリアの攻撃力は上がる! さあ、どうする!」

神炎皇ウリア
ATK1000→2000
DEF1000→2000

「元々、ドリル・ウォリアーだけで勝とうなんて思っちゃいない。装備魔法《継承の印》を発動! 
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