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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第191話(美冬ルート)】
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情だが、その眼差しは何処か熱っぽく感じた。
「……ダメじゃないぞ? まあいきなりでビックリしただけだからそんな不安そうな顔するなよ」
「……へへっ、じゃあ今だけヒルトって呼ぶからね? もうダメって言っても遅いからね♪」
嬉しそうな表情を浮かべ、ペロッと舌を出す美冬は何処か可愛らしさの残る悪戯っ子の様な印象を俺や周りに与えた。
妹ながら発育のいい乳房に挟まれた腕に心地よい感触が伝わるのだが、妹という事もあり……非常に不味い気もするのだが当の美冬本人を見ると――。
「ん? どうしたの、ヒルト?」
そう言って更に密着し、むにゅっと挟まれる感触が更に伝わる。
それを知ってか知らずか、蠱惑的な笑みを浮かべ、自分の唇を舌でぺろりと舐める美冬。
「な、何でもねぇよ。 ……ったく、妹なのにやたらエロく見えちまう……」
「え? ヒルト、何か言った? ……へへっ、耳打ちで言ってもいいんだよ?」
小悪魔的な笑みを浮かべる美冬――絶対聞こえてたな。
「言わない。 絶対言わないからな?」
「……ぶー、言ってもいいのに……」
唇を尖らせ、頬を膨らませるが直ぐに笑顔に戻った。
「ほら、並ぼ? 今日はお兄ちゃ――じゃなくて、ヒルトの後ろにしようかな〜♪」
「……前でも後ろでも、美冬の好きな所でいいよ」
そう告げると、こくんと頷き、俺と美冬はウォータースライダーの列に並んだ。
並んでから数十分後、意外にも直ぐに順番が回ってきた。
「結構早く回ってきたね? 他だと一時間近く待たされちゃう列の長さなのに、係員が優秀なのかなぁ?」
「かもな、まあ皆も待たせてるから時間がかかるよりは良いかもな」
そう告げると、美冬は同意するように頷く――が。
「……でもね、待つ間にヒルトと話すのも、私は大好きだから――もう少し並んでたかったなぁってね。 えへへ」
「……話なら、部屋に来ればいつでも出来るだろ?」
「むぅ……、そういう意味じゃないもん」
少し不機嫌になったのか、ふぃっと顔を逸らす美冬。
……意味が違ったのか?
「おいおい、不機嫌になるなよ美冬」
「…………バカ」
「ぬぉっ、バカだけどいきなりは堪えるぞ」
「……へへっ、嘘だよ〜♪ 怒ったふりをしただけ♪」
悪戯成功といった感じに笑うと、またもペロッと舌を出す。
そんな美冬にやれやれと思いつつ、係員に促され前に座った。
選んだウォータースライダーは一直線型、美冬は曲線蛇行型だと少し怖いと言っていたので此方に。
座った俺の後ろに座る美冬は、離れないように俺の腰に抱き
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