第3話 初実戦(ファーストバトル)
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に隙を突かれることもある。肝に銘じてほしい」
「あ、ありがとうございます…」
ラオが急にかしこ参ったような態度を取り始める。ヤマトの言う事がよっぽど響いたのかチャラい口調が消えていたのだ。そして、ラオはヤマトにただの忍には持っていないような何かを持っているような気がしていた。
「(ヤマト先生、オレ達と何か次元が違ぇ…)」
一方、マヤは女の子とは思えないような大胆な動きで敵を圧倒する。
マヤは体術に長けていて、戦闘では主に体術を用いる。だが、彼女が用いる体術は他の体術とは大いに異なるものであった…。
「テメーら ! 泡吹く準備はできてっかぁ !?」
マヤは両手を開き、両腕を前につきだし、右足を前に構える。
「いくぜぇ ! 十二神体術奥義 ! 其之一 ! 毘羯羅 !」
突如マヤの両腕にオレンジ色のオーラが纏わりつく。
腕にチャクラが行き渡ったのを感じたマヤは一回姿勢を低くし、そして左足を蹴って猛スピードで敵に接近する。マヤは敵に常人では視認不可能のような速さで次々と拳を入れていく。マヤはまるで10本、或いは18本の腕を振り上げているかのような動きの速さをしている。敵はドミノ倒しの如く次々と地面に伏していく…。
「オラオラオラオラオラオルァー !」
「(これが、亜鞍一族の十二神体術奥義…。あと11個奥義があるのか…。恐ろしいものだ…)」
―――――十二神体術奥義
これは亜鞍一族に伝わる秘伝体術奥義である。全てを会得するのは相当難を強いる。其之一から其之十二まであるが、現時点でマヤが会得しているのは其之二までである。
ダンテ、ラオ、ヤマトの3人はマヤの技を初めて見るが絶句する。
「(マヤさんやっぱり怖い…)」
「(決めた。俺こいつをナンパするのもうやめよう…)」
「(十二神体術奥義か…。後11もの奥義があるということか。流石は亜鞍一族といったところだ。下忍であれ程の技を出せるとは…)」
そして、ダンテもラオ、マヤ、ヤマトに続いて次々と敵をなぎ倒していく。
写輪眼で相手の動きを見切り、無駄な動きが一切ない攻撃で確実に敵を仕留める。そして、ダンテもついに持ち技のベールを脱ぐ。
ダンテは下忍とは思えないようなスピードで印を結んでいき、最後に寅を結んだところで、
「火遁・豪火球の術 !」
ダンテは思いっきり空気を吸い、一気に大きな火の球を吹きだす。暫くして敵は丸焦げになり、黒い煙が湧き上がっていた。
「(火遁・豪火球か…。普通の下忍では扱えないような術を…。うちは一族…。さすがは六道仙人の血筋、うちはマダラが創始しただけある…)」
ヤマトが改めてうちは一族の実力を感じた後、敵から情報を聞き出すため、
「木遁・四柱牢の術 !」
す
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