第一部
第二章
仲間との出会い4
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双子のハンター、ケンとレンの二人に連れてけと言われてその後、俺はまたイスに腰掛けていた。 「…遅いな、何をしてるんだか」 「「す、すまん!こいつのせいで遅れた!」」 開口一番にいきなり謝り、二人同時にお互いを指差した。そして、そのまま睨み合う二人。 「…別に俺は怒ってないぞ」 このうるさい双子のハンターが俺に謝っているのは、実は二人が付いてくるのはOKしたのだが、荷物を取りに行くと言って待ち合わせ時間に遅刻したからだ。 「それで、何を取りに行ったのかは知らんが、忘れ物はないな?」 「「ああ、準備は完了だ」」 「うう〜、メッチャさみぃな」 レンが小さく呟く。凍土の寒さは、ホットドリンクを飲んでいても体に堪える寒さで、ベリオSヘルムは顔が出ているから尚寒いのだろう。 というのはギルドバードSロボスも顔が出ているからレンの気持ちがよく分かるからなのだ。 ベースキャンプからエリア1にでて、そのままエリア2に渡った。 「気を付けろ。ベリオロスは二頭確認されているんだ。それに、他のモンスターがいないとは限らないからな」 後ろを振り向かずに二人に言い、剛剣ターロスの柄に手を掛けた。 吹雪の音に紛れて、羽の音が聞こえた。それも、ブナハブラなどの甲虫種程度の音ではなく、リオレウスと同等の飛竜種の羽の音だ。 「来たっ!ベリオロスっ!」
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