第2話 出発(スタート)
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向かって大きな一歩を踏み出した。
一方サスケというと、一連の会話を聞いて自分にも絶対果たさなければならない使命があることをもう一度強く認識していたのであった。
「(俺は…、必ずうちはイタチを殺す…)」
「カカシ先輩」
それぞれの班のメンバーがそれぞれの目的地に向かって足を進める中、未だにカカシとヤマトは門の前で留まっていた。
「おお、久しぶりだな〜。『テンゾウ』。お前も下忍を受け持つことになったのか〜」
「ちょっと、昔のコードネーム出さないで下さいよ〜」
かつての『アルバイト時代』での呼び名で呼ばれ、困惑するヤマト。
ダンテ達には『アルバイト』と銘打ってあるが、実際は暗部の仕事である。
「ははは、悪い。で、俺に何か ?」
「はい、実はダンテのことなんですが…」
「あぁ、そのことね」
「ダンテはもしかしたら今回の任務で万華鏡を使うかもしれません…。ですが…」
「万華鏡の術の使い過ぎは視力を失うことになる。だから使わせたくないと…」
「そうです…」
ヤマトが怪訝な表情をして答える。
ヤマトが今回の任務において一番危惧している点。それは、ダンテが万華鏡写輪眼を今回の任務で多用するのではないかということである。今回の任務で中忍、上忍レベルの忍と対峙したら高確率で万華鏡写輪眼に頼りかねないということである。万華鏡写輪眼の術は強力であるが、強力であるが故に酷使すると失明するといったリスクを負うものがほとんである。更にダンテはまだ下忍。いくらうちは一族の忍とはいえ、チャクラ量が多いというわけではない。一回使っただけで視力が即低下ということに繋がるかもしれないのである。だが、カカシは至って冷静な態度を崩さない。
「まぁ、そこんところは昨日オレがみっちり指導したから、多分大丈夫だよ」
「?」
カカシの言っていることがよくわからず、腑に落ちないような表情を浮かべるが、カカシは更に続ける。
「ま、その時になったらわかるさ」
「…。まぁ、カカシ先輩がそういうなら…」
「流石は俺の後輩だ。物わかりが早くて助かるよ。さ、わかったらあいつらのところにいってやれ」
「はい、わかりました」
ヤマトは納得し、自分のメンバーの元に走って向かった。
「(うちはダンテか…。ナルト、サスケと共にどう成長していくか…)」
カカシはダンテに期待を馳せたところでナルト達の元に向かっていった
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