魔法先生ネギま!
0459話
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エネルギーを充填してから再びテラフォーミングの作業に戻るというのを繰り返す事になっている。
このコンテナは、いわゆるメギロートの基地のようなものなのだ。
……いや、基地と言う程に上等な物ではない。せいぜい休憩所といった所か。
そんな風に思いながらメギロートの後を追っていくと、やがて一面の荒野の中で移動を停止してその体内から何かを吹き出している。
確かレモンから聞いた話だと火星を暖める為に温室効果を発揮する為の炭化水素の気体だとかなんとか。もちろん技術班が作っただけあってその効力は通常の物とは比較にならない程に高いらしい。
「……ふむ、大体予定通りに動いているか」
地球とは違う火星の大気だが、メギロートは特に支障なく動いているように見える。まぁ、それも当然か。そもそも宇宙でも何の問題も無く動いているんだから火星でもそれ程不具合はないのだろう。
その後も他のメギロートの様子を何機か見回ってみるが、その殆どが何の支障もなく火星の大地に穴を掘ったり、あるいは巨大な岩を破壊したりしている。
中にはいずれ訪れるであろうストライクダガーのパイロット達の為の基地建設の為の敷地を均している機体の姿もあった。
「一目で分かるような問題は無し、と」
呟き、再び空間倉庫からトリニティゲインを取り出してそのコックピットへと乗り込んで早速アギュイエウスを起動する。
「リンク装置、起動……正常稼働確認。リンク先座標固定完了。転移フィールド生成開始。転移先はリンクシステムに連動……OK。転移フィールド生成完了。……転移!」
転移フィールドがトリニティゲインを包み込み……次の瞬間にはトリニティゲインはホワイトスターの転移区画に姿を現していた。
そのままさっさと機体から降りて、いつも通りに空間倉庫へと収納する。
さて、まずはレモンにメギロートの件を報告に……
「アクセル君!」
そう思った瞬間、唐突に声を掛けられる。
声のした方へと振り向くと、そこにいたのは白衣と眼鏡と三つ編み。つまりは葉加瀬だった。
「葉加瀬、今日もこっちに来てたのか」
「当然です。このホワイトスターというのは凄いですね。……いや、凄すぎると言うべきでしょうか。学ぶべき事が多すぎてもういっそ私もシャドウミラーに所属したいくらいです!」
がしっと言うか……どちらかといえばぐわぁしっ! とでも言うような勢いで俺へと掴みかかってくる葉加瀬。その目は興奮と好奇心に輝いており技術班の同類だというのを否応なく理解する。
「あー、こっちに来たって事は俺の新型機に関しての開発だと思うんだが……魔力タンクの方はどうなっている?」
「そっちは大体目処が付きましたので、細かい所はネギ君に任せています。それよりもアクセル君はどこに行って
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