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転生とらぶる
魔法先生ネギま!
0459話
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「おっと、万が一があるからな。ASRS起動」

 ネギま世界の科学技術で月の裏側に位置するトリニティゲインを捉える事は出来無いと思うが、念の為にレモンに急遽搭載してもらったASRSを起動する。これで万が一、億が一にも見つかる可能性は無いだろう。一応ASRSを起動したまま周囲の様子やトリニティゲインの状態を確認し、特に異常が無い事が判明してから再び転移を開始する。

「さて、続けて行くとするか。ASRSカット。システムXN、アギュイエウス起動。転移先座標を入力。一気に火星までだな。転移フィールド生成開始。……転移フィールド生成完了。……転移!」

 再びの転移。そして次の瞬間には、トリニティゲインは火星の上空へと姿を現していた。眼下に広がるのは赤い惑星。青い惑星である地球とはまるで正反対だな。
 そんな風に思いつつも、再びシステムXNを起動する。

「システムXN、アギュイエウス起動。転移先座標を入力。転移フィールド生成開始。……転移フィールド生成完了。……転移!」

 最後の転移。そして次の瞬間にはトリニティゲインは火星の大地へと立っていた。

「火星、か。まさか俺が来る事になるとは思わなかったが……」

 地球の麻帆良から転移を開始して10分も掛からずに火星まで辿り着くというのは、確かにグッドマンの言う通りファンタジーに近いよな。
 そんな風に苦笑しつつも、トリニティゲインのコックピットを開けてそのまま火星の大地へと姿を現す。
 普通の人間であればどう考えても自殺行為だが、幸い俺は混沌精霊であり普通の人間では無い。

「……あぁ、そういう風に考えると初めて火星の大地に足跡を刻んだ人間というのは俺じゃ駄目なのか」

 そんな風に思わず苦笑しつつも、早速作業に取り掛かる。
 まずはトリニティゲインを空間倉庫の中へと収納してから脳裏に空間倉庫のリストを展開し、目的のコンテナを選択する。次の瞬間には俺の横に700m近い大きさの巨大なコンテナが出現していた。
 そしてコンテナの扉を開けると中には大量のメギロートの姿があり、扉が開けられたのを確認したのか先頭にいるメギロートから起動していく。
 ガッシャガッシャと足音を立てつつコンテナの外へと姿を現すと、レモンにテラフォーミング用にされたプログラムに従い四方八方へと飛び散っていくメギロート。その数、およそ100機。ホワイトスターの生産プラントによって作り出されたテラフォーミング用の第一陣だ。

「さて、後はこのまま上手く行けばいいんだが……」

 呟き、止むこと無くコンテナから出て来ているメギロートの様子を確認し、最後の1機が出て来たところでその後を追う。
 ちなみにコンテナはそのままだ。一応メギロートはエネルギーが少なくなってきたらあのコンテナに帰還し、
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