魔法先生ネギま!
0459話
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はどのくらいの時間保つ?」
「残念ながら私の魔力では数時間が精々ですね」
さすがに数時間で火星まで行って戻って来るというのは不可能だろう。いや、無理をすれば出来るだろうが、メギロートがきちんと機能するかどうかのチェックも必要だし。そうだな……
「なら、帰りに関しては気にしなくてもいい。ホワイトスターに直接転移するからな」
リュケイオスとアギュイエウスの間はリンクしているので、ホワイトスターから火星に直接転移するのは無理でも火星からホワイトスターに直接転移するのは可能なのだ。
「分かりました。……それにしても火星から直接次元の狭間にあるというアクセルさん達の本拠地に転移して戻れるとか、魔法よりも随分とファンタジーに感じますね」
どこか呆れたような表情をしているグッドマンだった。
「行きすぎた科学は魔法とそう大差無いみたいな事を何かで見たが、そんなものだろう」
混沌精霊の力を使い、空中へと浮かび上がる。
乗降ワイヤーを使わなくてもコックピットに乗れたり、いちいちパイロットスーツを着なくてもいいというのは混沌精霊になった利点だな。
「ではご武運を期待してます」
「ああ。転移フィールドに巻き込まれないように気をつけろよ」
「はい。施設の方に避難する許可は雪広さんから貰ってますのでご心配なく」
軽く一礼して去っていくグッドマンを見送り、トリニティゲインのコックピットへと潜りこむ。トリニティゲインは基本的にソウルゲインをメインベースにしてカスタマイズされた機体なので、操縦系統はソウルゲインのままだ。つまりダイレクレト・フィードバック・システムと、コックピットにいるパイロットの動きをそのままトレースするダイレクト・アクション・リンク・システムの2つが搭載されている。何が言いたいのかと言えば、ようはコックピットの中で俺が動いた動きそのままに機体が動くという事だ。
「……よし、随分と久しぶりだが特に異常はないな。……あぁ、いや違うのか」
俺が麻帆良に、しかも魔法世界に行っていたのを合わせると9ヶ月近い日数が経っているんだが、ホワイトスター側では1ヶ月弱だって話だったな。
そんな風に考えつつもシステムXNを起動させていく。ホワイトスターにある量産型としてのリュケイオスではなく、同時にグロウセイヴァーに搭載している量産型のさらに簡易型でもない。本物の、オリジナルであるシステムXN。アギュイエウスだ。
「システムXN、アギュイエウス起動。転移先の座標を入力。まずは地球に見つからないように月の裏側だな。転移フィールド生成開始。……転移フィールド生成完了。……転移!」
その言葉と共に転移フィールドが生成され、次の瞬間にはトリニティゲインは月の裏側に位置する宇宙空間に存在していた。
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