暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep6遥々来たよ海鳴温泉〜Enjoy it〜
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剣を持つガキと砲撃のガキは、フェイトとあんたでどうとでも出来るだろ! て、適材何とかってやつだよ! だからこれはミスしたわけじゃ――のわっ? こっちは任せて、そっちは上手くやりな!』
なんて下手な言い訳だ。適材適所も言えてないじゃないか。だがアルフの言うことにも一理ある。あのユーノとかいうフェレットもどき。防御や転送などの補助魔法を専攻しているんだろう。妙な絡め手を使われる危険性もあった。ふむ。アルフはなかなかに良いミス(作戦通りと言い張るが)をしてくれたな。
「・・・アルフ・・・『どうしようか、ルシル?』」
フェイトが迷っている。んん、そうだな、ここは・・・。
『彼女たちの所有するジュエルシードもこの際だから頂いていこう。それで目標へと少しは近付くはずだから。それでいいな?』
『え、う、うん! それじゃ、私があの白い子と戦えばいいんだね』
『そういうことだ。俺からあの子たちへ提案する。いくぞ、フェイト』
念話で今から成すべきことを決め、いざ、という時に、「あの、少しだけで良いからお話し出来ないかな!」と、なのはは話し合いで事を終えようとしてきた。確かに話し合いというのは大事なことだが、今に限って言えば私たちには必要のない解決方法だ。すると今まで傍観していたシャルがようやく口を開く。
「なのは。あの子たちを倒してジュエルシードを奪うわよ」
「え? シャルちゃん、それって・・・!」
どうやらシャルも私と同じことを考えていたようだ。この場で完全に勝敗を決め、後の行動を制限させるための戦闘。いいだろう。その覚悟、受けて立つ。
「私が相手になる。付いておいで、シャルロッテ」
「・・・なのは、そっちは任せる。特訓を思い出して」
「っ。・・・うん、判った!」
シャルとなのはが短い話をして、シャルは俺へと近付いてくる。そして俺はシャルを連れて森の奥へと向かった。
†††Sideルシリオン⇒なのは†††
シャルちゃんがゼフィちゃんと一緒に森の奥へと入って行った。正直、私は戦いたくない。お話が出来れば戦わずに済むと思っていたかった。けど、もう戦うしかないみたいだ。なら覚悟を決めるしかない。
「私が勝ったらちゃんとお話を聞いてもらうから!」
「いいよ、私に勝てたら、ね」
「いくよ、レイジングハート!」
≪All right≫
「バルディッシュ・・・!」
≪Yes, sir≫
どっちが勝っても恨みっこなし。私はシャルちゃんとの特訓を思いだしながら戦闘に入った。
「すぐに終わらせる。バルディッシュ、フォトンランサー」
≪Photon Lancer.get set≫
「撃ち貫け、ファイア!」
≪Flier fin≫
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