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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第58話 やっぱり理解できませんでした
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イナも良かったよ。さすがはトップギルドの副団長補佐、だな。」
レイナの肩を叩いてそう言った。すると、レイナは花開いたような笑顔になった
「ほんとっ……? 私、成長したかな?」
「ああ、間違いない。……保障するよ。見事だった」
リュウキは笑顔でそう答えた。リュウキは本当に自然に笑顔になる事が出来たようだ。
レイナはその事を自分のことの様に嬉しくて、それで何だかくすぐったくて、何よりも、とても嬉しい……。
「嬉しいよ……。ありがとっ」
レイナも、めいいっぱいの笑顔をリュウキに見せた。
「ははは……。評価するなんて、偉そうに言うつもりなかったが……それに、何か大袈裟な気がするけど」
リュウキはそう答えていた。
2人はこの後もレイナにギルドから連絡が来るまで暫く行動を共にしていた。このパーティで暫くは、2人の笑顔が絶える事は無かった様だ。
「じゃあ、……時間だから」
レイナは、名残惜しそうに……そういった。場所は第55層のグランザム。リュウキはそこまでレイナを見送っていたのだ。
「……ああ」
リュウキも手を上げた。名残惜しいのはリュウキも同じだった様だ。それはその表情に現れていた。
――……次はいつ会えるだろう……?
レイナはこの事で頭がいっぱいのようだ。
「また……またな。レイナ」
リュウキは、レイナにそう言った。
ずっと……いつ会えるか?の言葉でいっぱいだったんだけれど。その言葉を聞いていただけで……十分だと思えたのだ。
いつだって、きっと会えるんだって……、安心できるから。
「うんっ// ……今度会うときは、料理! 振舞ってあげるからね?」
レイナは手を振った。
リュウキも、楽しみにしていると一言、そして、互いに別れていった。
「……レイナ、か」
リュウキは、帰る道中に考えていた。それはレイナの事。
彼女は、自分のことを『ほっとけない。』と言っていた。それは、なぜだろうか?自分が頼りないから……だろうか?
「ふむ……。確かに、戦場のど真ん中であんな事になったら、誰でもそう思うかな。事の顛末はキリトに聞いたらしいし」
リュウキはそう結論づいた。でも……何だか、体の芯の方から何かがこみ上げてくるような感覚に見舞われる。上手く言えないが、バイタルデータが、心拍数が、やや増している様だ。強く、早く脈打つのを感じていた。
「………これ、なんだ?」
益々よく解らないが、どうやら、体も火照っている様だ。
レイナと会って、その事を考えると更に。抱きしめられたあの時も、そうだ。心拍数が増しているから、火照ったように熱くなるのは判る。
ただ、何故そうなったのかは判ら
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