第一部
第二章
仲間との出会い3
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俺たちは今、アクドー村から程近い凍土に足を運んでいた。たち、というのは、何故かあの双子と一緒に狩りに行く事になったからだ。 「リュウキさ〜ん」 受付嬢から呼ばれた俺は席を立ち、カウンターまで歩いた。 「え〜と、こっちには何も来てませんねぇ。隣の人に聞いてみて下さいですぅ」 右側を見ると、双子のハンターに対応している受付嬢が、こっちを向いてニコッと笑った。あれが営業スマイルか。そう考えていると、ベリオSシリーズを纏った、確か名前はレン、が睨んできた。 「何だテメェ!こっち見てんじゃねぇよ!」 「威勢が良いな。だが、俺は受付嬢に用があってな。どいて貰うぞ」 そう言うとスタスタと歩いて緑色の帽子を被った受付嬢の前に立った。 「何か依頼は来ていないか?」 「今はベリオロス二頭の狩猟依頼が来ていますよ」 「それで頼む」 「はい。分かりました」 「「ちょっと待ったぁぁっ!そのクエストは俺が受注するんだよっ!」」 双子のハンター、ケンとレンは大衆酒場どころか村全体に聞こえるんじゃないかってくらい大きな声で叫んだ。「うるさいなぁ、既に俺が受注したんだぞ」 俺は剛剣ターロスを背負い、ポーチの確認を始めた。 「「なら一緒に行かせろ!他にクエストはないんだろ!」」 大きな声で急に話を振られた受付嬢は、思わず頷いた
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