第3話 決闘
[10/10]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き
。でも、もう謝っても――今の言葉で許す気がなくなったよ」
「違う。その逆だ。負ける覚悟は出来たか?」
俺がそう忠告してやると、聞いていたルイズは目を丸くし、生徒たちは笑い出した。
そして、忠告を言われた本人は、俺がついにおかしくなったのだと思ったのか、口元に少し笑みを浮かべながら、ゴーレムを俺に放った。
その放たれたゴーレムは、今の俺には予想どおり、ゴーレムは凄くトロかった。
(なんだよ。俺はこんなやつに今までいいようにあしらわれてたのかよ)
そんなことを考えると、殴られたことに対して、少し怒りが湧いてきた。
その怒りをゴーレムに振るい、ゴ−レムを切り裂く。
その光景を見たギーシュが、慌てて新たなゴーレムを六体出すが、今の俺にはそんなものは壁にもならない。
俺の事を囲んで襲ってきた六体も素早く切り裂き、ギーシュに向かって走り、そして顔面を蹴り飛ばす。
そのまま地面に転がったギーシュに、素早く近づき剣を首筋にあてる。
「続けるか?」
俺は呟くようにそう言う。するとギーシュは――
「ま、参った」
――完全に負けを認めたのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ