一部【スサノオ】
十三章【最初の壁】
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まに方向転換し再び零へと襲いかかるマスティフ。
しかし、その行動こそ零とジャックの狙い…。
方向転換し再び零へと迫る右前足を、ジャックは確かにその照準に収めていた。
「単純な獣が…」
放たれる3発の弾丸。
それは側面からマスティフの右前足へと叩き込まれた。
僅かに散り薄れた体毛という装甲…銃弾を浴び僅かにずれた攻撃を地面を転がり避けると、零はすかさず体勢を立て直しその銃撃で弱まった部位を狙う。
「これでッ!」
見事な一撃。
零の斬撃はすれ違い様に放たれ、マスティフの右前足を下から一気に斬り上げた。
さすがのマスティフも体勢を保てずその場へと崩れ落ちる。
後ろ足で懸命にもがいているが、両前足をやられていてはどうしようもなく。
「やっと…か」
「手こずらせてくれましたわね」
「さぁ、俺たち…やれたんですね……」
全身ボロボロで、肩で息をしながら立っているのもやっとの3人だが、その顔には達成感による満面の笑顔。
不可能だと諦めた中、3人は見事にコアを無傷のままマスティフの機動力を失わせたのだった。
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