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ロックマンX1st魔法少女と蒼き英雄
第五話 「温泉/HOTSPRING」
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那の攻撃は誰も敵う者はいないと。
(そういや……ジュエルシードの反応は?)
アルフがジュエルシードに関してフェイトに尋ねると、
(それならゼロが見つけてくれた。どうやら、ゼロは私よりも察知能力は高いみたい……)
(なぁんだ。ゼロか……)
(俺じゃなかったら今頃フェイトを褒めていただろうな……)
(まぁね♪)

その夜、僕達子供は同じ部屋で寝ることにしました。同い年の、それも女の子達と寝るなんて僕には刺激が強いのかな?本来はライト博士の部屋で一緒に寝るはずだったけど、博士は士朗さんと卓球で闘志を燃やし中。瞼が閉じかかった僕を桃子さんが気を聞かせてなのは達と同じ部屋に寝かせてもらうことにした。
「……」
僕はドキドキして眠れない。すでに隣のあずさちゃんとアリサちゃんは寝息を立てて眠っている。
(……眠れないの?)
すると、隣に寝ているなのはが小さい声でなのはが尋ねた。僕らはテレパシーで会話が出来る。なのはは魔法で、僕はロックマンの無線機能で。
(う、うん……)
(タケル君?)
(ん、なに?)
(……昼間の人、この間の子の関係者かな?)
(……)
昼間僕達に絡んできたあの女性。僕らはこれまで他者と喧嘩したことはあまりない。心当たりがあるとすれば、魔法少女とロックマンになって戦ったあのときだ。
(また、このあいだみたいになっちゃうのかな?)
(……たぶん)
そう口をはさんだのはユーノであった。同じくモデルXも話に加わった。
『おそらく、相手はかなりの腕を持つロックマンと魔導士と窺える。あまり遭遇したくない相手だね』
(なのは、あのね?僕あれから考えたんだけど……)
すると、ユーノはなのはへ不安な顔を浮かべる。
(なのは……ここからさきは、やはり僕が……)
(ストップ!)
(……?)
なのはは、ユーノが言う言葉を抑えた。
(この先のことを言ったら怒るよ?)
そういって彼女はユーノの頭を撫でた。
(ここから先は危険だから僕がやるとって言おうとしていたでしょ?)
(……)
ユーノは黙ってうなずく。
(最初は、ユーノ君のお手伝いと思ってジュエルシードのお手伝いをしていたけど、今は違う……)
そんな彼女の言葉を聞き、モデルXもまたタケルへ尋ねた。
『タケル……君はロックマンになったことをどう思っている?自分の意思でロックマンとしての戦いを選んだとはいえ、君は今まで以上に苦労することが増えてきた。僕だって君を高く評価はしている。けど、君の命と戦いとは別だ。適合者は数少ないが決して居ないわけではない……』
(モデルX、もうそれ以上は言わないでよ?)
『……?』
(僕だって、最初は嫌だった。一時の勢いでロックマンになって戦ったとはいえ、これからもその役を演じていくのかと思うと、怖くてどうしようもなかった
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